【横浜市旭区・保土ケ谷・瀬谷・緑区の方へ】“袖壁の雨漏り”じゃなかった!? 雨漏り診断士が座間市で特定した1つの入口と4つの出口
2025/04/25
【No.1|座間市でのご相談と現地確認】
こんにちは!横浜市旭区を拠点に、神奈川県内全域で塗装・防水・雨漏り診断を行っている株式会社テクアートの高岩です。
今回は、座間市入谷東の集合住宅にて実施した**雨漏り調査(散水検査)**のレポートをご紹介します。
■ ご依頼内容:袖壁からの雨漏り?
ご依頼をくださったのは、座間市の不動産管理会社様。
「バルコニーの袖壁から雨漏りしているようです」とのことでした。
この段階ではまだ、どこから入って、どこから出てきているかが分からない状況。
我々テクアートの出番です!
■ 調査体制:Wライセンスのプロが対応
今回の散水調査では、雨漏り診断士と外装劣化診断士の2つの資格をもつスタッフが、2名体制で現場に入りました。
■ 現地確認での気付き
現場を見た段階で、「袖壁ではなさそうだな」という印象がありました。
外観の異常は少なく、サッシまわりやバルコニー内部の構造に不自然な納まりが確認できました。
【No.2|いよいよ散水検査スタート】
■ 調査方法:時間をかけて、丁寧に
今回の散水検査では、約4時間かけて検証を行いました。
散水検査というのは「人工的に雨を再現する」ことで、雨水の侵入口と出口を特定する調査方法です。
■ 散水箇所と順番
- サッシ上部・両サイド
- 手摺壁との取り合い部
- バルコニー床面と壁面の接合部
- 軒天・外壁の接合ライン
- 冷媒管・配管貫通部の周囲
すべてに対して、散水→反応確認→乾燥→次の箇所という流れを繰り返しました。
■ サーモカメラと併用
温度の変化から水分の侵入を検出できる赤外線サーモグラフィーも活用し、
目視では分からない「隠れた反応」までキャッチします。
【No.3|“入口1箇所”から“出口4箇所”へ】
■ 今回の雨漏りは「見えない連鎖型」
散水の結果、雨水の侵入口は1箇所だけでした。
それは、バルコニー内部のサッシ下部と防水層立ち上がりの水切りから。
構造が問題で、雨仕舞いが取れてないのが原因でした。
■ しかし、水が出てくる場所(出口)は…
- 室内の窓上部
- 室内天井クロスのつなぎ目
- 外壁と軒天の取り合い部
- 軒天の裏側(外側の軒裏)
■ “水の流れ”を理解することが大事
このように、1つの穴から入った水が、構造内部を伝って4箇所から出てくる。
それぞれを個別に補修しても、根本的な解決にならないのです。
【No.4|サーモ反応とクロスチェック】
■ サーモグラフィーによる反応
散水から約5〜10分後、サーモ画像に局所的な温度低下(約1.5℃)が出現。
これは水の侵入によって表面温度が下がった証拠です。
■ 室内側の目視チェック
- クロスの膨れ
- シミの拡大
- 窓上部の雨筋
これらがすべて侵入口からの水の流れと一致しました。
【No.5|まとめ:旭区や横浜市で同様の症例も】
■ 雨漏りは“出口”に騙されるな!
「この辺りから雨漏りしてる気がする…」と感じる場所が、
実は“本当の原因”とは全然違うことも多いのが雨漏りの難しさです。
■ テクアートの対応範囲
株式会社テクアートは、横浜市旭区を拠点に、保土ケ谷区・瀬谷区・緑区などの隣接区、横浜市全域、そして神奈川県内全体を対象に、
外壁塗装・防水・雨漏り調査に対応しています。
今回のように座間市の調査も対応可能ですので、ぜひ一度ご相談ください。
■ お客様に“必要以上の工事”は提案しません
今回の調査結果に基づき、
「必要最低限の補修で済む」提案を現在ご用意中です。
不安を煽って大規模改修を進めるような営業は一切行いません。
地域密着の職人として、本当に必要な工事だけをご案内しています。
株式会社テクアート 高岩
〒241-0005 神奈川県横浜市旭区白根8-20-13
TEL:0120-700-623(受付時間:8:00〜20:00)