【川崎市麻生区|屋根外壁塗装工事 第12回】鉄部付帯塗装|錆止め+セミフロン2回塗りで高耐久仕上げ!
2025/05/29
こんにちは!
株式会社テクアートの職人・高岩です。
本日は、川崎市麻生区で進行中の屋根外壁塗装現場にて、鉄部の付帯塗装作業を行いましたので、その様子を詳しくご紹介します!
今回の現場は築年数を重ねた戸建住宅で、屋根・外壁の劣化とともに鉄部(庇・水切り・霧除け)などの付帯部にもサビやチョーキングが発生していました。
外壁や屋根はもちろん大切ですが、こういった細かな鉄部もきちんと処理しないと、見た目にも耐久性にも大きく影響します。
調査時には以下のような状態が見られました:
- 鉄部の白錆・赤錆の発生
- 旧塗膜の浮き・剥がれ
- 端部やビス周りからの腐食進行
これらを放置すると雨水が侵入し、内部腐食や雨漏りに繋がる恐れもあるため、しっかりと下地処理→防錆→高耐久仕上げの3段階で施工を行います。
塗装作業の中で「最も重要な工程」といっても過言ではないのがこの**ケレン作業(下地処理)**です。
使用したのは以下の道具:
- スコッチブライト(ナイロンたわし)
- サンドペーパー
- 皮スキ(スクレーパー)
- 必要箇所は電動サンダー
ケレンには主に以下の3つの目的があります:
- 旧塗膜やサビの除去
→ 塗料が剥がれやすい“浮いた膜”やサビを取り除きます。 - 塗布面の目荒らし(アンカー効果)
→ 表面を細かくざらつかせ、塗料が食いつきやすくなります。 - 付着物(埃や油分)の除去
→ 汚れが残っていると、せっかくの塗料も密着しません。
ケレンが不十分だと、どんなに高価な塗料を使っても、2〜3年で剥がれや浮きが出てしまうこともあります。
テクアートではこの工程を絶対に省かず、時間と手間を惜しまずに丁寧に行っています。
ケレン完了後は、**鉄部専用の防錆プライマー(錆止め)**を塗布します。
今回は、密着性・防錆性能ともに優れた1液型エポキシ系錆止めを使用。
錆止め塗装のポイントは以下のとおり:
- 下地に吸い込まれるようにしっかりと塗布
- 端部やビス周りは刷毛を使い分けて細部処理
- 厚塗りではなく適正膜厚を確保すること
下塗りは“見えなくなる部分”ですが、上塗りを活かすのも守るのもこの下塗り次第です。
乾燥時間も充分に確保し、翌日の中塗り(上塗り1回目)に備えました。
塗装仕上げには、KFケミカルのセミフロンマイルドを使用。
この塗料は、
- フッ素樹脂による高耐候性
- 低汚染性・防藻防カビ性
- 色ツヤの保持力が非常に高い
- 公共施設・大手ビルでも使用実績多数
といった特長があります。
今回は、
- 上塗り1回目(中塗り)→乾燥→2回目(仕上げ塗り)
- 使用ローラーはウールタイプの短毛(細部は刷毛)
- 塗布量もメーカー基準通りに厳守
2回目の上塗りが終わると、艶感と深みのある仕上がりになり、まるで新品のような美しさが戻りました!
今回の鉄部は、庇、幕板、水切りなど部位ごとに形状が異なり、塗りにくい箇所も多くありましたが、細部までローラーと刷毛を使い分け、均一な仕上がりを目指して丁寧に作業しました。
🔧まとめ:鉄部塗装も“家を守る大切な工程”
鉄部塗装は「細かい作業」と思われがちですが、家全体の美観・耐久・雨仕舞に直結する非常に重要な工事です。
見た目を整えるだけでなく、防水性・防錆性を確保し、建物の寿命を大きく左右するパートです。
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