金属屋根塗装は錆止めと遮熱が要|実はスレート瓦よりコストを抑えやすい理由を職人が解説🧑🏫
2025/12/16
🔸金属屋根塗装で最も重要なのが、この「下塗り=錆止め工程」です。
横浜市旭区の外装専門店、株式会社テクアートです🏠
今回は金属屋根ついてです🪒
金属屋根の場合、スレート瓦と違って下塗り材は“錆止め塗料”がその役割を担います。
ここをどう施工するかで、塗装の持ち・耐久性が大きく変わります。
私たちが金属屋根でおすすめしているのは、基本的に2液型の錆止め塗料です🪛
理由はシンプルで、1液型に比べて密着力・防錆力が高く、屋根の過酷な環境に耐えやすいからです。
金属屋根は、日中の直射日光でスレート瓦以上に熱を持ちます☀️
そのため、塗膜が膨張と収縮を繰り返しやすく、下塗りが弱いと早期剥離や錆の再発につながります。
下塗りでは、
・既存塗膜の状態
・素地が露出している箇所
・錆の進行具合
を一箇所ずつ確認しながら、塗布量とローラーの種類を使い分けて施工します👷♂️
見た目では分かりにくい工程ですが、
この下塗りを丁寧に行うことで、後の中塗り・上塗りの性能が最大限発揮されます。
金属屋根塗装は「上から何を塗るか」より、
「最初に何を、どう塗るか」が一番重要です💡
🔸 金属屋根はスレート瓦より熱を持ちやすい|遮熱塗料が有効な理由
金属屋根の塗装工事で、錆止めと同じくらい重要なのが「遮熱」の考え方です。
金属屋根は、スレート瓦と比べて熱伝導率が高く、日射を受けると屋根表面の温度が一気に上がりやすい素材です。
晴天時には、金属屋根の表面温度がかなり高温になることもあり、
この熱が塗膜や屋根材に大きな負担をかけます☀️
結果として、
・塗膜の劣化が早まる
・色あせや艶引けが起こりやすい
・次の塗り替え時期が早くなる
といった影響が出やすくなります。
そこで有効なのが、遮熱性能を持つ屋根用塗料です。
遮熱塗料は、太陽光の中でも特に熱エネルギーの大きい赤外線を反射し、
屋根表面の温度上昇を抑える働きを持っています。
金属屋根は熱の影響を受けやすい分、
遮熱塗料の効果が比較的分かりやすく出やすい屋根材だと感じています。
スレート瓦では体感しにくい場合でも、
金属屋根では塗膜や屋根材の状態に差として現れやすいのが特徴です。
なお、遮熱塗料の目的は「室内を必ず涼しくする」ことではありません。
私たちが遮熱塗料をおすすめする一番の理由は、
屋根材と塗膜を熱から守り、耐久性を安定させることです👷♂️
結果として、
・屋根塗装が長持ちする
・塗膜の状態が安定する
・メンテナンス周期を延ばしやすくなる
といったメリットにつながります。
金属屋根の塗装では、
錆止めで「腐食を止め」、遮熱塗料で「熱ダメージを抑える」。
この2つをセットで考えることが、長く安心できる屋根につながると考えています💡
🔸 金属屋根に使われる遮熱系屋根塗料|目的に合わせた選択肢を持つことが大切です
遮熱塗料と一口に言っても、性能や考え方は塗料によって異なります。
金属屋根塗装では、「どの塗料が一番いいか」ではなく、
屋根の状態や目的に合わせて選択肢を持つことが重要だと考えています。
当社で金属屋根に使用することが多い遮熱系屋根塗料には、次のようなものがあります。
まず、水谷ペイントの「快適サーモシリーズ」。
このシリーズの特徴は、上塗りだけでなく、下塗り段階から遮熱・断熱効果を考えられる点です。
金属屋根は熱を持ちやすいため、下塗りから熱対策を行うことで、
塗膜全体として熱ダメージを受けにくい構成を作ることができます。
次に、関西ペイントの「RSルーフシリーズ(遮熱仕様)」。
施工性が高く、金属屋根・スレート屋根のどちらにも対応しやすい塗料です。
現場での塗りやすさや仕上がりの安定感があり、
屋根材の種類を問わず対応しやすい点が強みだと感じています。
もう一つが、菊水化学工業の「SPパワーサーモ」。
高い日射反射率を持ち、濃色でも遮熱性能を確保しやすいのが特徴です。
金属屋根で「濃い色を選びたい」というご要望がある場合、
選択肢の一つとして検討することが多い塗料です。
遮熱塗料は、性能だけを見て選ぶものではありません。
屋根材の種類、既存塗膜の状態、色の選択、周辺環境などを総合的に見たうえで、
最適な組み合わせを考えることが大切です。
金属屋根塗装では、
「遮熱塗料を使うこと」そのものよりも、
どういう目的で、どの工程に組み込むか。
そこを意識することで、塗装の意味がしっかりと活きてきます👷♂️
💡 金属屋根塗装で見落とされがちなポイント|塗料の性能は「下地」と「環境」で決まります
金属屋根塗装でよくある誤解の一つが、
「高い塗料を使えば長持ちする」という考え方です。
実際の現場では、
塗料の性能以上に影響するのが、
・下地の状態
・錆の進行具合
・屋根が置かれている環境
です。
金属屋根は、日射・風・雨・結露の影響を強く受けます。
特に、日中と夜間の温度差が大きいと、
塗膜には想像以上の負担がかかります。
この状態で、
下地処理や錆止めが不十分なまま上塗りをしてしまうと、
遮熱性能や耐候性が十分に発揮されません。
だからこそ、
金属屋根塗装では
「どの塗料を使うか」よりも、
「どんな状態に、どう塗るか」を重視する必要があります。
塗料は、あくまで性能を引き出すための道具です。
下地と環境を無視して選ぶと、
本来の力を発揮できないまま劣化してしまいます。
🔸 金属屋根は塗料使用量が抑えやすい|同じ㎡数でもスレート瓦よりコストを抑えやすい理由
金属屋根塗装についてお話しすると、
「金属屋根は高そう」というイメージを持たれる方が少なくありません。
ですが、実際の現場では、同じ㎡数で比較すると
スレート瓦よりも塗料の使用量が抑えられるケースがあります。
理由は、屋根材の表面構造の違いです。
スレート瓦は、表面に細かな凹凸や吸い込みがあり、
塗料をある程度吸収するため、どうしても使用量が増えやすくなります。
一方、金属屋根は表面が比較的フラットで、
塗料が下地に吸い込まれることがありません。
そのため、
・必要以上に塗料を取られない
・膜厚をコントロールしやすい
といった特徴があります。
この結果、同じ面積を塗装した場合でも、
スレート瓦と比べて塗料使用量が少なく済むことがあり、
条件次第ではコストを抑えやすいという側面があります💡
もちろん、すべての金属屋根が必ず安くなるわけではありません。
錆の進行状況や、下地調整(ケレン)の手間、
使用する塗料の種類によって工事内容は変わります。
ただし、
「金属屋根=必ず高額」という考え方は必ずしも正しくなく、
屋根の状態によっては、合理的な選択肢になることも多いと感じています。
私たちは、
金属屋根かスレート瓦かという素材の違いだけで判断するのではなく、
施工後の耐久性と、トータルバランスを見てご提案することを大切にしています👷♂️
🔸 仕上がり確認と金属屋根塗装の注意点|塗った直後より「その後」を見る工程
金属屋根の塗装工事では、塗り終えた直後の見た目だけで判断しないことが大切です。
次工程では、仕上がりの確認とあわせて、
金属屋根ならではの注意点を一つずつチェックしていきます。
まず確認するのは、
・塗りムラや塗り残しがないか
・重なり部分や端部に塗料がきちんと入っているか
・塗膜が均一な厚みで形成されているか
といった基本的な仕上がりの部分です。
金属屋根は表面がフラットな分、
一見きれいに見えても、重なり部分やビス周りなどに
塗り残しが出やすい傾向があります。
こうした部分は、後々錆が出やすいポイントでもあるため、
特に注意して確認します🔍
また、金属屋根の塗装では、
「塗った直後」よりも「雨や日差しを何度か受けた後」に
施工の良し悪しがはっきり出ることがあります。
水の切れ方や、乾き方を見ることで、
塗膜が屋根にしっかりなじんでいるかを判断できます。
仕上がり確認では、
見た目の美しさだけでなく、
この先、屋根がどう使われていくかを想像しながら
チェックを行うことが重要です👷♂️
この工程を終えることで、
金属屋根塗装として必要な施工は一通り完了となります。
あとは、定期的な点検を行いながら、
塗膜の状態を見守っていくことが、長持ちさせるコツになります。
🔸総括|金属屋根塗装は「何を塗るか」より「どう守るか」が重要です
金属屋根の塗装工事は、見た目をきれいにするための工事ではありません。
本来の目的は、錆の進行を止め、熱や紫外線から屋根材を守り、
屋根としての寿命を延ばすことにあります。
そのためには、
・下塗り(錆止め)の考え方
・遮熱塗料を使う意味
・下地処理や工程の組み立て
といった部分を、屋根材の特性に合わせて考える必要があります。
金属屋根は、スレート瓦と同じ感覚で施工すると、
数年後に不具合として差が出やすい屋根材です。
一方で、素材の特徴を理解したうえで塗装を行えば、
合理的で長持ちする屋根に仕上げることもできます。
塗料のグレードや価格だけで判断するのではなく、
「なぜその工程が必要なのか」
「その塗装で、何を守ろうとしているのか」
を理解したうえで工事を選ぶことが、
後悔しない屋根塗装につながると考えています。
金属屋根の塗装を検討されている方にとって、
この考え方が判断材料の一つになれば幸いです。
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(金属屋根の錆や塗膜の劣化、遮熱塗装が必要かどうか迷われている方は、お気軽にお問い合わせください)
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住まいの外まわりを一貫して職人が対応しています。
金属屋根は、見た目以上に過酷な環境で家を守り続けています。
だからこそ、素材に合った塗装で、
次のメンテナンスまで安心できる状態をつくることが大切だと考えています。
守る塗装を。職人の手で、住まいに安心を。

