横浜市旭区|難付着系サイディングのクリヤー塗装は、補修跡・後打ち目地・塗らない瓦まで見て判断しました🏀
2026/04/28
横浜市旭区で外壁塗装をご検討中の方へ。
横浜市旭区の雨漏り調査と修繕の株式会社テクアートです。🏠
🏀【同じクリヤー塗装でも、最初に見るのは“外壁の面”だけではありません】
今回の現場は、横浜市旭区の戸建外装改修です。外壁は難付着系サイディングで、仕上げにはキクスイSPパワーフッ素クリヤー3分艶を使用しました。
クリヤー塗装、またはクリア塗装と検索される方の多くは、「今のサイディングの柄を残せるか」「塗りつぶさずに外壁塗装できるか」という部分を見ていることが多いと思います。ただ、現場で最初に見る場所は、外壁の広い面だけではありません。今回も、先に確認したのは、サイディングの柄そのものより、補修跡が残りやすい箇所、目地の通り方、雨押さえまわり、板金ジョイントの納まりでした。
クリヤー塗装は、色をかぶせて隠す塗装ではありません。透明な塗膜で既存の柄を残す仕上げです。つまり、外壁の意匠を残せる一方で、色飛び、細かなクラック、補修跡、既存の汚れ方、面ごとの艶の差も見え方に残りやすい塗装です。ここを見ずに「クリヤーでいける」と決めてしまうと、塗装後に外壁の柄は残っているのに、補修した線だけが先に目に入る仕上がりになる場合があります。
今回の外壁にも、色が飛んでいる部分とクラックがありました。そこは補修して、調色タッチアップを行ってからクリヤー塗装へ進めています。送っていただいた写真は仕上がりの状態ですので、補修中の様子を写真で説明する記事にはしません。写真から見ていただきたいのは、補修の途中ではなく、仕上がったあとに外壁の柄、目地、艶、取り合いがどう見えているかです。📷
難付着系サイディングの場合、「普通に塗れる外壁」と同じようには見ません。サイディングの表面には、汚れを付きにくくする加工や、光触媒系・無機系・フッ素系のコーティングが関係している場合があります。サイディングメーカー名までは断定していませんが、見た目だけでなく、表面の付き方を想定しながら材料と順番を分けて考えました。
ここで大事なのは、「難付着系だから塗装できない」と決めつけることでも、「専用のクリヤーなら何でも塗れる」と考えることでもありません。現場では、外壁の状態、補修が必要な範囲、目地の扱い、雨が当たる取り合い、塗る場所と塗らない場所を見ながら、残せる意匠かどうかを判断します。
今回、最初に確認したのは、外壁の広い面ではなく、クリヤーで隠れない補修跡、後から見える目地、雨押さえと板金ジョイントの取り合いでした。
外壁を見るとき、広い面がきれいに見えると、そのままクリヤー塗装で残せるように感じることがあります。ですが、職人側では、遠目のきれいさより先に、近くで見たときに線が残る場所を確認します。サイディングの柄が残ることと、補修跡がなじむことは同じではありません。色飛びやクラックを整えたあと、調色した部分がどの角度で見えるか、外壁の艶がどの程度でそろうか、目地の色が面の中で浮かないかを見ていきます。
今回の外壁は、キクスイSPパワーフッ素クリヤー3分艶で仕上げています。艶有りの強い光り方ではなく、3分艶で既存サイディングの柄を残す方向です。ここも、単に「艶を落とした」という話ではありません。外壁の柄を残したい場合、艶が強すぎると光の反射で面が目立ち、艶を抑えすぎると既存の色や柄の見え方が落ち着きすぎることがあります。現場では、仕上がった面の光り方だけでなく、目地や付帯部とのつながりも見ています。🌿
クリヤー塗装でよく出る確認が、「補修した場所も見えなくなりますか」というものです。今回のように、色飛びやクラックがある場合、クリヤーで上から保護しても、下にある状態を完全に隠す塗装にはなりません。補修をして、調色して、既存のサイディングに近づけてから透明な塗膜で仕上げる。この順番を取ることで、外壁全体の見え方をなるべく整える判断になります。
もう一つ、難付着系サイディングで確認するのが、「この外壁は本当にクリヤーでいけるのか」という点です。難付着系という言葉だけで判断すると、塗れない外壁のように聞こえるかもしれません。ただ、現場では素材名だけで決めるのではなく、表面の状態、既存の劣化、補修の必要範囲、目地との取り合いを見て、塗装の組み方を決めます。今回も、最初から「クリヤー確定」として見たわけではありません。仕上げたい見た目より先に、透明で残したときに何が見えるかを確認しています。
横浜市旭区で外壁塗装を考えるとき、塗装会社の口コミや施工写真を見る場面もあると思います。口コミは会社選びの一つの参考になりますが、今回のような難付着系サイディングのクリヤー塗装では、写真だけでは見えにくい確認もあります。たとえば、補修跡がどこまでなじむか、目地を先に打つのか後から打つのか、板金のジョイントをどこまで見るのか、瓦を塗るのか塗らないのか。このあたりは、仕上がり写真だけでは判断しにくい部分です。
今回の現場では、雨漏りはありませんでした。内装側はヒアリングで確認し、外装側は外装劣化診断士を含む職人が確認しています。雨漏りが起きていない状態でも、雨押さえや板金ジョイントを見たのは、外壁塗装と雨漏りの確認が完全に別物ではないからです。外壁の面だけをきれいにしても、雨が当たりやすい取り合いや、板金のつなぎ目に変化が出ている場合、あとから別の確認が必要になることがあります。🔍
今回の記事では、雨漏り調査を大きく広げる話にはしません。雨漏りがない現場で、散水調査やサーモ調査を前提にする内容でもありません。ここで残したいのは、雨漏りが出ていない段階でも、外壁塗装の前にどこを見ておくと判断しやすいかということです。特に、雨押さえ、棟板金、雪止め、板金ジョイント部は、外壁とは別の動き方をする場所です。外壁がクリヤーで仕上がっていても、板金まわりの納まりは別で確認します。
塗装というと、外壁と屋根をまとめて塗る工事に見えることがあります。今回も、外壁だけではなく屋根まわりを見ています。ただし、屋根の瓦は塗装していません。ここも、後の枠で詳しく整理しますが、最初の段階で大切なのは、外装を一式で見ながらも、すべてを同じように塗るわけではないという点です。塗る場所、塗らない場所、後から打つ目地、先に補修する箇所を分けて見ています。
クリヤー塗装は、見た目を残せる仕上げです。けれど、見た目を残すためには、見えないようにする塗装よりも、先に見ておく場所が増える場合があります。補修跡が残りやすい場所。目地が後から見える場所。雨押さえと外壁の取り合い。板金ジョイントの開き。こうした部分を見ずに広い面だけで判断すると、仕上がりの印象と、数年後に追うべき場所がずれやすくなります。
株式会社テクアートでは、外壁塗装を「何を塗るか」だけでは見ていません。今回のような難付着系サイディングでは、クリヤーで残す面、補修してから残す面、後から打つ目地、触らない瓦、確認だけしておく板金まわりを分けて見ます。塗ること自体より、どこまでを今回の工事範囲に入れ、どこを観察対象として残すかを整理することで、読者の方がご自宅を見たときにも判断しやすくなります。
写真を見ると、外壁面はクリヤーで艶が入り、サイディングの柄も残っています。けれど、この仕上がりを見るときに、ただ「きれいになった」と見るのではなく、目地の線、補修跡のなじみ、雨押さえの取り合い、板金ジョイントの処理まで一緒に見ると、外壁塗装の意味が変わってきます。✨
今回の入り口は、難付着系サイディングのクリヤー塗装です。ですが、この記事で残したいのは、クリヤー塗装そのものの説明ではありません。透明で隠せない外壁を前にしたとき、どの順番で見て、どこを補修し、どこを後打ちにし、どこを塗らずに残したか。その判断を、現場の事実から順番に残していきます。🛠️
🏀【材料名より先に、透明で残す面と動く目地を分けて見ました】
今回の外壁は、難付着系サイディングをキクスイSPパワーフッ素クリヤー3分艶で仕上げています。クリヤー塗装、クリア塗装という言葉だけを見ると、「柄を残せる塗料を選んだ現場」と受け取られやすいかもしれません。けれど、今回の判断は、材料名から始めたものではありません。
先に見たのは、透明で残す外壁面と、後から動きが出る目地を同じ扱いにしてよいかどうかでした。外壁の広い面は、サイディングの柄や色合いを残したい部分です。一方で、シーリング目地は建物の動きを受ける部分で、外壁面とは役割が違います。ここを同じ塗膜でまとめて考えると、仕上がった時点では一体に見えても、あとから目地の動きや表面の汚れ方に差が出る場合があります。🌿
株式会社テクアートでは、難付着系サイディングの外壁塗装を考えるとき、最初から「この塗料なら大丈夫」とは見ません。サイディングのメーカー名までは断定していませんが、表面に汚れを付きにくくする加工がある外壁は、通常の塗り替えと同じ感覚では判断しにくい場面があります。表面がきれいに見えていても、塗料がどこまで食いつくか、補修した部分が透明膜の下でどう見えるか、目地を塗膜で覆ってよいかは別の話です。
今回、SPパワーフッ素クリヤーを選んだのは、難付着系サイディングの意匠を残すためだけではありません。透明な塗膜で仕上げる以上、補修跡、色飛び、クラック補修後の調色、目地の見え方まで含めて判断する必要がありました。色付きの外壁塗装であれば、上から色をかぶせることである程度そろえられる部分があります。クリヤーの場合は、下の状態がそのまま見え方に影響します。ここが、通常の塗りつぶし塗装と大きく違うところです。
「クリヤーなら補修跡も隠れるのか」という見方があります。現場では、ここを先に整理しました。クリヤーは透明な仕上げなので、色飛びやクラックを補修しても、そのまま透明膜で閉じるだけでは補修跡が見えやすく残る場合があります。今回も、色飛びとクラックは補修し、調色タッチアップを行ってからクリヤー塗装に入りました。塗料の性能だけで整えるのではなく、塗る前の面をどこまで整えるかが仕上がりに関わります。🧱
3分艶にしたことも、単なる好みだけでは見ていません。外壁の艶は、晴れた日の見え方、斜めから見たときの反射、隣接する付帯部とのつながりに影響します。艶が強いと、外壁面の凹凸や柄が光を拾いやすくなり、場所によっては補修跡や面の差が目に入りやすくなることがあります。反対に、艶を落としすぎると、既存サイディングの柄や色の深さが沈んで見えることもあります。
今回の3分艶は、「落ち着いて見えるから」という印象だけで決めたものではなく、難付着系サイディングの柄を残しながら、付帯部のステンカラー3分艶とも強くぶつからない見え方として確認しました。外壁だけを見れば艶の好みで選べるように感じるかもしれませんが、現場では、雨樋、シャッターボックス、水切り、破風、鼻隠しまで含めて、建物全体の光り方を見ます。外壁だけが強く光ると、目地や付帯部が別のものに見えやすくなります。付帯部だけが光りすぎても、外壁の柄より金物の線が目立ちやすくなります。🪟
シーリングについても、先打ちと後打ちを同じものとしては見ていません。塗りつぶし塗装では、シーリングを先に打ち、上から塗装する設計になることがあります。ただ、今回のようにクリヤー塗装で外壁の意匠を残す場合、シーリングを塗膜で覆うかどうかは、仕上がりだけでなく、数年後の目地の見え方にも関わります。
今回のシーリングは、SRシールH100をクリヤー塗装後に後打ちしています。シーリング面には塗らず、外壁面のクリヤー塗装と目地の役割を分けました。これは「後打ちの方が高級に見える」という話ではありません。透明で残す外壁面と、動きの出る目地を別々に扱うための判断です。
シーリングは、外壁材同士の取り合いで動きを受ける部分です。外壁面の塗膜と同じように固定して考えると、下地の動き、シーリング材の伸び縮み、表面に出る汚れ方がずれる場合があります。特にクリヤー塗装では、目地まわりの汚れや色の違いが見えやすくなります。外壁の柄を残す工事では、目地だけが浮いて見えるかどうかも確認する必要があります。
「シーリングは先打ちでも後打ちでも同じか」と聞かれた場合、現場では同じとは見ません。先打ちが向く現場もありますし、後打ちが向く現場もあります。今回の場合は、クリヤーで外壁面を先に仕上げ、そのあとにSRシールH100を打つことで、目地の色と外壁の透明仕上げを分けました。外壁面の保護と、目地の動きへの対応を同じ塗膜で抱え込まないためです。🔎
SRシールH100を使った理由も、「高耐久シーリングだから」という一言では足りません。高耐久という言葉は便利ですが、現場ではそれだけで決めません。後打ちで露出するシーリングは、外から見える材料になります。紫外線や雨を受けること、目地の動きに追従すること、サイディングの色に近い色で見えること、外壁クリヤー面との取り合いで悪目立ちしないことを見ます。
今回、SRシールH100の色番は本文では断定しません。サイディングに合わせて発注した色として扱います。ここを曖昧にしているのではなく、確認できていない色番を無理に書かないためです。材料名を出すことより、現場でどのように色を合わせたか、後打ちで見える目地をどう扱ったかの方が、読者にとって判断材料になります。
高耐久シーリングなら何でもよい、というわけでもありません。シーリング材は、耐候性だけでなく、建物の動き方、目地幅、外壁材、塗装との順番、色の見え方で判断が変わります。外壁を塗りつぶす場合と、クリヤーで残す場合でも、目地の見え方は変わります。今回のように、外壁の柄を残し、3分艶で仕上げる場合は、目地が後から一本の線として見えるため、色の選び方と打つ順番の意味が大きくなります。
ここで大切なのは、クリヤー塗装とシーリングを別々の工事として切り離さないことです。外壁のクリヤー面をどう残すかを見ながら、目地をどの順番で打つかを決める。目地の色をどう合わせるかを見ながら、外壁の艶をどう抑えるかを考える。付帯部の色と艶を見ながら、外壁面だけが浮かないようにする。こうしたつながりで見ると、材料名の並びではなく、外装全体の設計として判断しやすくなります。🛠️
付帯部には、セミフロンマイルドのステンカラー3分艶を使っています。対象は、雨樋、シャッターボックス、水切り、破風、鼻隠しです。ここも、外壁とは役割が違います。外壁はサイディングの柄を残す面。付帯部は、外壁面の中に通る線や枠です。付帯部が強く光りすぎると、外壁の柄より金物や樋の存在が先に見えることがあります。外壁を3分艶で整えるなら、付帯部も同じように落ち着いた見え方でそろえる必要がありました。
ステンカラーを選ぶと、外壁の色と同化させるというより、外壁の柄を邪魔しにくい線として残しやすくなります。雨樋や水切りは、外壁の中で意外と視線を拾う部分です。外壁をクリヤーで残しても、付帯部だけが強く主張すると、建物全体の印象が変わります。今回の付帯部は、外壁の3分艶とぶつからないように、金物や樋の線を落ち着かせる方向で見ています。
「3分艶は好みだけで決めてよいのか」という見方もあります。もちろん、施主様の好みは大切です。けれど、現場側では、好みだけで終わらせません。外壁の柄、光の当たり方、周囲の住宅との見え方、付帯部の色、シーリング後打ちの線まで合わせて、どの艶が自然に見えるかを確認します。艶は、近くで見たときと少し離れて見たときで印象が変わります。晴れた日と曇った日でも見え方が変わります。
特に横浜市旭区の住宅地では、建物同士の距離、道路からの角度、隣家との光の反射で、外壁の艶が思ったより見えやすくなることがあります。外壁だけを手元の見本で見るのではなく、実際に建物の面として見たときにどう見えるかを考える必要があります。今回、外壁をキクスイSPパワーフッ素クリヤー3分艶、付帯部をセミフロンマイルドのステンカラー3分艶でまとめたのは、外壁の柄を残しながら、付帯部の線が前に出すぎないように見るためでした。
外壁塗装を考えるとき、材料の耐久年数やグレードの話は目に入りやすいです。口コミでも、「どの塗料を使ったか」「仕上がりがきれいだったか」は見つけやすいと思います。けれど、今回のような難付着系サイディングのクリヤー塗装では、塗料名よりも順番が大事になる場面があります。補修してからクリヤーに入る。クリヤーで外壁を仕上げてからシーリングを後打ちにする。外壁の3分艶と付帯部の3分艶を合わせる。こうした順番が、仕上がりの見え方と、あとから確認する場所を分けます。
株式会社テクアートでは、外壁塗装を「外壁に塗る材料」としてだけでは見ていません。今回のように、外壁が難付着系サイディングで、クリヤー塗装を選ぶ場合、まず透明で残る部分を見ます。次に、動く部分を見ます。そのあとに、外壁と付帯部の艶のつながりを見ます。材料を強く見せるより、外壁と目地と付帯部がそれぞれ無理なく役割を持てるかを見ています。
この現場では、外壁の柄を残すことだけを優先していません。色飛びやクラックを補修した上で、調色タッチアップを行い、3分艶のクリヤーで外壁を残す。シーリングは外壁面に塗り込まず、SRシールH100を後打ちにする。付帯部はステンカラー3分艶で、外壁の艶とぶつからないように見る。この順番を取ることで、外壁、目地、付帯部を一つの面としてまとめすぎず、それぞれの役割を残しました。🧭
塗装会社を探すとき、価格や口コミ、使用材料の名前は比較しやすい部分です。ただ、今回のような現場では、比較しにくい部分に判断の差が出ます。クリヤーで隠れない補修跡をどう見るか。難付着系サイディングの表面をどう扱うか。シーリングを先に打つか後に打つか。高耐久シーリングを使うとしても、外壁の見え方と目地の動きに合っているか。付帯部の3分艶を、好みだけでなく外壁とのつながりで見ているか。こうしたところが、実際の住まいでは後から効いてきます。
今回の材料と設計は、外壁の柄を残すためだけに組んだものではありません。透明で隠せない面と、動く目地を分けて扱うために、SPパワーフッ素クリヤー3分艶とSRシールH100後打ちを分けて考えました。そこに、付帯部のセミフロンマイルド3分艶を合わせることで、外壁だけ、目地だけ、付帯部だけが別々に目立たないように見ています。🌦️
このあとの作業内容を見るときも、材料名だけで追うより、「どこを透明で残したか」「どこを後から打ったか」「どこを外壁とは別の艶で整えたか」という見方をすると、今回の外壁塗装の判断がつかみやすくなります。
🏀【透明で残す外壁と、塗る板金を同じ手順にしない理由】
外壁のクリヤー塗装に入る前に、まず行ったのは色飛びとクラックの補修です。今回の外壁は難付着系サイディングで、仕上げはキクスイSPパワーフッ素クリヤー3分艶でした。クリヤーは透明で仕上がるため、色を重ねて外壁全体を隠す塗装とは見方が変わります。
外壁に小さな色飛びがある場合、そのままクリヤーを重ねると、色が抜けた部分も透明膜の下に残ります。クラックを補修した場合も同じです。補修材を入れたあと、その上にクリヤーをかければ外壁全体が自然に整う、という見方は現場ではしません。補修した場所は、近くで見たとき、斜めから見たとき、光が当たったときに、別の線として見えることがあります。
今回の現場では、色飛びとクラックを補修したあと、調色タッチアップを行ってからクリヤー塗装に入りました。ここで見ていたのは、補修した場所を消すことではなく、既存サイディングの柄の中で不自然な線として残りにくいかどうかです。外壁の柄、色の濃淡、目地の位置、光の入り方を見ながら、補修した部分だけが先に目に入らないように進めました。🧱
送っていただいた写真は仕上がり写真です。補修中の写真はありません。そのため、ここでは「補修作業の途中」を写真で証明する書き方はしません。写真で見ていただきたいのは、仕上がったあとに外壁の艶がどう見えるか、サイディングの柄がどう残っているか、目地や取り合いがどのように見えるかです。補修中写真がない工程を、写真で確認できるように書くと、読者の判断材料としてずれてしまいます。
外壁塗装の現場では、工程を並べると、補修、タッチアップ、クリヤー塗装という順番になります。ただ、今回の記事で残したいのは、手順の名前ではありません。なぜその順番にしたのかです。透明で残す外壁だから、塗る前に整える必要がある。難付着系サイディングだから、表面の状態を見てから材料を決める必要がある。3分艶で仕上げるから、補修跡と艶の見え方を同時に見る必要がある。この順番が、今回の外壁には必要でした。
外壁を塗りつぶす塗装であれば、下地補修のあとに色付き塗料を重ねることで、見た目がそろいやすい場面があります。クリヤー塗装では、既存のサイディングを残す分、下地の状態が表に出やすくなります。横浜市旭区で外壁塗装をご検討中の方が、サイディングの柄を残したいと考える場合は、「クリヤーで仕上げられるか」だけではなく、「クリヤーで残したときに何が見えるか」を確認する方が判断しやすくなります。
この現場では、外壁のクリヤー塗装と同時に、付帯部も整えています。対象は、雨樋、シャッターボックス、水切り、破風、鼻隠しです。付帯部は、外壁の中で線として見える場所が多く、外壁面とは違う素材が使われている部分です。外壁の柄を残しても、付帯部の艶や色が強く出すぎると、建物全体の見え方が変わります。🪟
付帯部には、セミフロンマイルドのステンカラー3分艶を使用しました。外壁がキクスイSPパワーフッ素クリヤー3分艶なので、付帯部だけ艶が強く前に出ると、サイディングの柄よりも樋や水切りの線が先に目に入ることがあります。反対に、付帯部の見え方が落ち着くと、外壁の柄を主役として残しやすくなります。
雨樋は外壁面に沿って縦横に走るため、建物の輪郭に影響します。シャッターボックスは窓まわりにあり、視線に入りやすい部位です。水切りは外壁の下端や取り合いにあり、雨が切れる場所でもあります。破風と鼻隠しは屋根まわりの線をつくります。これらを同じ「付帯部」として一括りにはしますが、見ている役割はそれぞれ違います。株式会社テクアートでは、付帯部をただ塗る場所としてではなく、外壁の見え方と雨の流れに関わる線として見ています。
付帯部塗装で大切なのは、外壁より目立たせることではありません。今回のように外壁のサイディング柄を残す場合、付帯部は建物を締める役割を持ちます。ステンカラー3分艶は、外壁クリヤーの3分艶と光り方がぶつかりにくく、金属感や樹脂部材の線を強く出しすぎない方向で見ています。艶の選び方は、色見本だけではなく、外壁面の仕上がりと一緒に確認する必要があります。
ここで、外壁と屋根まわりを同じ塗装として進めないことも大切でした。今回の屋根は瓦ですが、瓦そのものは塗装していません。屋根まわりで見たのは、棟板金、雨押さえ、雪止め、板金ジョイント部です。屋根工事という言葉だけで見ると、瓦も塗るものと思われることがありますが、現場では瓦と板金を同じ扱いにはしません。瓦には瓦の役割があり、板金には板金の劣化の出方があります。🏘️
今回、屋根板金は錆止め後、セミフロンマイルドを2回塗りしています。色はコーヒーブラウン3分艶です。錆止め材の商品名は確認情報として出せないため、ここでは材料名を推測で書きません。確実に言える範囲として、屋根板金は錆止め後にセミフロンマイルドを2回塗りした、という事実だけを残します。
屋根板金を見るときは、塗膜の色だけではなく、板金のつなぎ目、釘まわり、端部、重なりの部分を見ます。棟板金は屋根の頂部にあり、風や熱の影響を受けやすい場所です。雨押さえは、壁と屋根がぶつかる取り合いで雨を逃がす役割があります。雪止めは屋根面に固定されているため、まわりの塗膜や取り合いの状態を見ます。板金ジョイント部は、つなぎ目として水の動きやすい場所です。
今回の現場では、板金ジョイント部をシーリング補修しています。ここも、外壁のクリヤー塗装とは別の判断です。外壁は透明で残す面として見ましたが、板金ジョイントは動きや雨の流れを受けるつなぎ目として見ました。外壁の仕上がりがきれいでも、板金のつなぎ目に隙間や劣化があれば、別の確認対象になります。外装改修では、外壁面と板金まわりを同じ「塗る作業」としてまとめない方が、判断のズレを減らせます。🔧
雨漏りはない現場でした。内装側はヒアリングで確認し、外装側は外装劣化診断士を含む職人が確認しています。そのうえで、雨押さえや板金ジョイントを見たのは、雨漏りが出ていないから見なくてよい場所ではないためです。雨漏りが起きてから見る場所と、雨漏りが起きる前に変化を拾う場所は、必ずしも同じ扱いにはしません。今回の現場では、雨漏り調査を主作業として広げるのではなく、外装改修の中で確認できる範囲を見ています。
「雨漏りがないなら雨押さえや板金ジョイントは見なくてよいのか」と考える場面があります。現場では、雨漏りが出ていないことを確認したうえで、外壁との取り合い、屋根板金のつなぎ目、雨押さえの納まりを見ます。ここで何かを大きく決めつけるのではなく、塗装や補修の範囲に入れる場所と、経過を見る場所を分けます。雨漏りがない状態で見ておくと、あとで変化が出たときに比較しやすくなります。
今回の外壁は、透明で残す部分が主役です。ただ、外壁だけを見て終わる現場ではありませんでした。外壁をクリヤーで残すということは、外壁の周囲にある線や取り合いも見えやすくなるということです。目地、雨樋、水切り、雨押さえ、板金ジョイント。これらが外壁面の中でどう見えるか、雨の流れとどう関係するかを見ながら作業を進めています。🌦️
作業として見れば、外壁の補修、調色タッチアップ、クリヤー塗装、付帯部塗装、屋根板金塗装、板金ジョイント補修です。けれど、現場で見ていたのは、それぞれの作業名ではありません。透明で残す外壁、後から打つ目地、塗らない瓦、塗る板金を分けて進めました。この分け方が、今回の外装改修では一番大事なポイントでした。
色飛びとクラックを補修したあと、外壁をクリヤーで仕上げる。そこに、外壁と同じように目地を塗り込むのではなく、後からシーリングを打つ。付帯部はステンカラー3分艶で外壁とぶつからないように整える。屋根は瓦を塗らず、板金だけを錆止め後にコーヒーブラウン3分艶で仕上げる。板金ジョイントは、塗るだけではなくシーリング補修をする。この流れを一つずつ分けて見ています。
屋根まわりで「瓦も塗るものなのか」と見られることがあります。今回の現場では、瓦は塗装していません。ここでは深掘りしませんが、瓦と板金は別の部位です。外装工事として足場がかかっていると、屋根全体を一緒に塗るように見えやすいですが、実際には塗る部位と塗らない部位があります。今回の屋根まわりでは、瓦ではなく板金の状態を見て、棟板金、雨押さえ、雪止め、板金ジョイントを確認しました。
外壁のクリヤー塗装は、見た目を残す工事です。しかし、見た目を残すためには、見えない工程を丁寧に分ける必要があります。補修跡をどう扱うか。調色タッチアップをどこまで行うか。付帯部の艶をどう合わせるか。屋根板金の色と艶をどう整えるか。板金ジョイントを塗装だけで終わらせず、シーリング補修まで見るか。こうした一つずつの判断が、仕上がり写真では一枚の外観として見えます。📷
株式会社テクアートでは、外壁塗装を「塗る作業の集まり」としてだけでは扱いません。今回のように難付着系サイディングをクリヤーで仕上げる場合は、外壁の補修、目地の後打ち、付帯部の艶、屋根板金の塗装、雨押さえやジョイントの確認をつなげて見ます。外壁だけがきれいに見えても、取り合いの線や板金のつなぎ目が置き去りになれば、あとから見返す場所が増えます。
ポイントは、すべてを同じ材料、同じ考え方でそろえないことです。外壁には外壁の見え方があります。目地には動きがあります。付帯部には建物の線を整える役割があります。瓦には塗らない判断があります。板金には錆やジョイントの確認があります。雨押さえには、雨の流れと壁との取り合いがあります。
今回の現場では、その一つずつを同じ外装の中で分けて見ました。外壁はキクスイSPパワーフッ素クリヤー3分艶で、既存のサイディング柄を残す。付帯部はセミフロンマイルドのステンカラー3分艶で、外壁とぶつからないように整える。屋根板金は錆止め後にセミフロンマイルドを2回、コーヒーブラウン3分艶で仕上げる。板金ジョイントはシーリング補修をする。雨漏りはない現場ですが、雨押さえと板金ジョイントは確認する。
この流れで見ると、今回の工事は単なるクリヤー塗装ではありません。透明で残す外壁を中心に、後から見える目地、外壁を囲む付帯部、塗らない瓦、塗る板金、補修するジョイントを分けて進めた外装改修です。仕上がりの写真を見るときも、外壁の艶だけではなく、目地の線、付帯部の光り方、板金の色、雨押さえの取り合いまで見ていただくと、今回の判断が伝わりやすいと思います。🧭
🏀【塗らなかった場所と、調査を広げなかった場所にも理由があります】
今回の外装改修では、塗った場所と同じくらい、塗らなかった場所も大事に見ています。外壁は難付着系サイディングをキクスイSPパワーフッ素クリヤー3分艶で仕上げ、目地はSRシールH100を後打ちにしました。付帯部や屋根板金も、それぞれ状態を見て塗装しています。ただし、屋根の瓦は塗装していません。🏠
外装工事という言葉で見ると、外壁も屋根もまとめて塗るように感じる場面があります。足場がかかっていると、なおさら「今のうちに全部塗る」という考えになりやすいです。けれど、現場では、外壁、目地、付帯部、瓦、板金を同じ扱いにはしません。外壁は透明で柄を残す面、目地は動きを受ける線、付帯部は建物の輪郭を整える部位、屋根板金は錆やつなぎ目を確認する部位、瓦は別の役割を持つ屋根材として見ています。
今回やらなかったのは、瓦の塗装と、雨漏りがない段階での過度な調査です。触る場所を増やすより、変化を追う場所を絞りました。
瓦を塗装しなかった理由は、屋根工事を軽く見たわけではありません。棟板金、雨押さえ、雪止め、板金ジョイント部は確認しています。屋根板金は錆止め後にセミフロンマイルドを2回塗り、コーヒーブラウン3分艶で仕上げています。板金ジョイント部はシーリング補修も行いました。つまり、屋根まわりを見ていないのではなく、瓦と板金を分けて見ています。
瓦と板金は、同じ屋根の中にあっても、傷み方が違います。瓦そのものは塗装で保護する対象として見ていませんが、棟板金や雨押さえ、雪止めは金属部として状態を確認します。金属部は、塗膜の劣化、錆、つなぎ目、固定部、雨の流れを受ける場所を見ます。瓦を塗らず、板金だけを塗るという判断は、「屋根を何もしない」という意味ではありません。必要な部位を分けて見るということです。🪜
外壁も同じです。今回の外壁はクリヤー塗装で仕上げていますが、クリヤー塗装前に色飛びとクラックを補修し、調色タッチアップを行っています。透明で残す外壁は、補修跡が隠れにくい仕上げです。補修した場所を写真で見せられる工程があれば説明しやすいですが、今回は補修中写真がありません。送っていただいた写真は仕上がり写真です。
そのため、補修中の工程を写真で証明するような書き方はしません。ここは大事な線引きです。外壁の仕上がり写真から見られるのは、クリヤー3分艶の見え方、サイディング柄の残り方、目地や取り合いの見え方です。補修中の手順やタッチアップ中の状態を、写真で確認できるようには扱いません。写真がある場所と、現場事実として説明する場所は分けます。📷
株式会社テクアートでは、写真を補足ではなく証明として扱うようにしています。見えている写真には、見えている範囲の役割があります。仕上がり写真であれば、仕上がり後の艶、線、取り合いを確認する材料になります。補修中写真がない工程は、文章で現場事実として残すことはできますが、写真で証明したようには書きません。読者があとで自分の家を見たとき、どこを写真で比べればよいかがずれないようにするためです。
今回の現場では、雨漏りはありませんでした。内装側はヒアリングで確認し、外装側は外装劣化診断士を含む職人が確認しています。雨染み、天井の変色、サッシまわりの濡れ跡など、内装側で気になる変化が出ていないかを聞き取り、外側では雨押さえ、板金ジョイント、外壁との取り合い、目地まわりを見ています。🔎
ここで散水調査、サーモ調査、ドローン調査を今回の主作業として広げていないのは、調査を軽く見たためではありません。雨漏りが起きていない現場で、全ての調査を最初から広げると、見るべき変化の位置がぼやける場合があります。今回の段階では、内装側のヒアリングと外装側の目視・職人確認で、外装改修の中で確認すべき場所を整理しました。
雨漏りがないから、雨押さえや板金ジョイントを見なくてよい、とは考えていません。むしろ、雨漏りがない段階で見ておくと、あとで変化が出たときに比べやすくなります。外壁塗装をしたあと、何年も経ってから「前からこうだったのか、最近変わったのか」が分からなくなることがあります。今回のように、雨押さえや板金ジョイントを確認しておくと、次に見る基準が残ります。
外装の確認で大切なのは、すぐに工事へ広げることではなく、変化を見る場所を決めておくことです。今回の現場で追う場所は、外壁の補修跡、目地の線、雨押さえまわり、板金ジョイント部です。外壁のクリヤー面は仕上がりとして確認し、目地は後打ちした線として確認し、板金まわりは雨の流れとつなぎ目として確認します。それぞれ見ている意味が違います。
まず、目地は線として見ます。SRシールH100を後打ちしているため、外壁クリヤー面とは別の線として表に見えます。ここで見るのは、目地の色が外壁から強く浮いていないかだけではありません。時間が経ってから、目地の線が伸びる、増える、細い割れのように見える変化が出るかどうかを見ます。今すぐ何かを決めるためではなく、次に確認する基準として線を残します。
次に、板金ジョイントは開きを見ます。板金のつなぎ目は、塗装だけで終わる場所ではありません。今回も板金ジョイント部はシーリング補修しています。補修後に見るべきなのは、色がきれいにそろっているかだけではなく、ジョイントの開きが増えていないかです。開きが増える場合、塗膜の問題だけでなく、動きや取り合いの確認が必要になることがあります。🛠️
雨押さえまわりは、雨のあとに見え方が変わりやすい場所です。雨押さえは、壁と屋根の取り合いで雨を流す部位です。今回の現場では雨漏りはありませんが、雨押さえや取り合いは確認しています。ここで見る変化は、雨のあとだけ濡れ色になる、乾いても戻らない、濡れ色の範囲が広がるといったものです。乾いた状態で問題が見えにくくても、雨のあとだけ変化が出る場所があります。
この三つは、見落としやすい確認です。目地の線が伸びる、増える。板金ジョイントの開きが増える。雨のあとだけ雨押さえまわりや取り合いが濡れ色になる、乾いても戻らない、範囲が広がる。こうした変化は、工事直後に大きく見えるものではない場合があります。数か月、数年の中で見えてくることがあります。
観察するときは、同じ角度、同じ距離で写真を残すと変化を比べやすくなります。📌
ここで大切なのは、変化が出たらすぐに大きな工事へ進む、という話ではありません。変化が出た場所を確認し、どの部位が起点になっているかを見直す材料にするということです。外壁の目地なのか、板金ジョイントなのか、雨押さえまわりなのか。場所が違えば、確認する順番も変わります。今回の段階では、その基準を残すことを重視しました。
外壁塗装のあとに見返す場所を決めておくと、住まいの状態を判断しやすくなります。外壁の艶が落ちた、色が変わった、目地の線が出た、板金の開きが見えた、雨のあとだけ濡れ色が残った。こうした変化は、すべて同じ原因とは限りません。塗膜の劣化、シーリングの動き、板金のつなぎ目、雨の流れ、日当たりや風通しなど、複数の条件が重なります。
今回の現場では、外壁の難付着系サイディングをクリヤーで残す判断をしました。外壁の色飛びやクラックは補修し、調色タッチアップ後にクリヤー塗装へ進めています。シーリングは後打ちです。付帯部と屋根板金は塗装しています。瓦は塗装していません。雨漏りはありません。この一連の中で、やらなかった判断も同じように残しておく必要があります。
やらなかった判断を残すと、記事としては少し地味に見えるかもしれません。ただ、現場ではかなり大事です。すべてを塗る、すべてを調査する、すべてを交換するという考え方だけでは、建物への負担も、費用も、次に見る場所も増えます。今回の現場では、外壁はクリヤーで残し、目地は後打ちにし、付帯部と板金は塗り、瓦は塗らず、雨漏り調査は必要以上に広げず、変化を見る場所を決めました。
株式会社テクアートでは、外壁塗装をしたあとに「どこを見ればよいか」が残るように考えます。塗った場所だけでなく、塗らなかった場所、確認にとどめた場所、写真で証明できる場所、写真ではなく現場事実として残す場所を分けることで、あとから住まいを見返しやすくなります。🌿
今回のポイントは、瓦を塗らなかったこと、雨漏りがない段階で調査を広げすぎなかったこと、補修中写真がない工程を写真証明として扱わなかったことです。どれも、手を抜いた話ではありません。外装を分けて見た結果です。
塗る場所を決めることと同じくらい、塗らない場所を決めることにも現場の判断が入ります。調査を広げることと同じくらい、変化を見る場所を絞ることにも意味があります。写真を載せることと同じくらい、写真で証明できない工程を正直に分けることにも意味があります。こうした線引きがあると、外壁塗装後の住まいを、見た目だけでなく判断材料として見返せるようになります。🧭
🏀【次回も同じ判断になるとは限らないため、変化を見る場所を残します】
今回の外壁は、難付着系サイディングをキクスイSPパワーフッ素クリヤー3分艶で仕上げました。色飛びやクラックを補修し、調色タッチアップを行ってからクリヤー塗装に入っています。目地はSRシールH100を後打ちにし、付帯部はセミフロンマイルドのステンカラー3分艶、屋根板金は錆止め後にセミフロンマイルドを2回、コーヒーブラウン3分艶で仕上げています。
ここまで見ると、外壁も目地も板金も一通り整えた現場に見えるかもしれません。ただ、今回クリヤーで残した外壁も、次回まで同じ判断になるとは限りません。クリヤー塗装は、既存のサイディング柄を残せる仕上げですが、いつでも選べる仕上げではありません。外壁の色飛び、クラック、補修跡、チョーキング、表面の傷み方が進むと、透明で残すより色付き塗装で整えた方が判断しやすい場面があります。🌿
今回も、最初からクリヤー確定で見たわけではありません。外壁の広い面だけではなく、色飛びの範囲、クラックの位置、補修したあとの見え方、目地の通り方、雨押さえと板金ジョイントの状態を見てから、クリヤーで残せる状態として判断しました。難付着系サイディングという言葉だけで決めたわけでも、SPパワーフッ素クリヤーを使う前提で決めたわけでもありません。
透明で残す外壁は、塗りつぶしのように下の状態を隠しません。補修をした場所も、調色した場所も、角度や光の入り方によって見え方が変わります。今回のように3分艶で仕上げる場合も、艶が落ち着いて見える一方で、補修跡や目地の線が完全になくなるわけではありません。仕上がった直後だけを見るのではなく、これからどの場所に変化が出るかを追えるようにしておくことが大切です。🔍
今回見ておきたい一つ目は、補修跡の見え方です。色飛びやクラックを補修して調色タッチアップを行った場所は、外壁の柄の中でなじむように整えています。ただ、紫外線や雨風を受ける中で、既存サイディングと補修部分の変化の出方がまったく同じになるとは限りません。時間が経ってから、補修した線だけがわずかに見えやすくなることもあります。そのときに、すぐ不具合と決めるのではなく、どの場所が、どのくらい、どの角度で見えるようになったかを確認します。
二つ目は、目地の線です。今回のシーリングはSRシールH100をクリヤー塗装後に後打ちしています。後打ちにしたことで、目地は外壁面の上に一本の線として見えます。これは外壁と目地を同じ塗膜で抱え込まない判断でした。外壁面と目地は役割が違います。外壁は柄を残す面で、目地は動きを受ける部分です。時間が経つ中で、目地の線が伸びる、細く割れたように見える、目地まわりに汚れが集まりやすくなるなどの変化があれば、そこを確認します。
三つ目は、雨押さえと板金ジョイントです。今回の現場では雨漏りはありませんでした。内装側はヒアリングで確認し、外装側は外装劣化診断士を含む職人が確認しています。そのうえで、雨押さえ、棟板金、雪止め、板金ジョイント部を見ています。雨漏りが起きていない段階で見る意味は、今すぐ大きな調査へ広げるためではなく、変化が出たときに起点を追いやすくするためです。🏠
雨押さえは、壁と屋根がぶつかる取り合いで雨を逃がす場所です。板金ジョイントは、金属同士のつなぎ目です。どちらも外壁のクリヤー面とは違う動き方をします。外壁の艶が保たれていても、雨押さえまわりだけ濡れ色が残る、板金ジョイントの開きが増える、雨のあとだけ取り合いの色が変わる、といった変化が出ることがあります。こうした変化は、外壁塗装の良し悪しだけで判断しない方がよい場所です。
もし今後、雨押さえや板金ジョイントに変化が出た場合は、現場の状況に応じて確認の仕方を変えます。高い位置や屋根上の確認が必要になればドローンで全体を見直す場合があります。雨の入り方を確認する必要があれば、散水で起点を絞る場合があります。室内側や壁内の温度差を見たい場合は、サーモで確認する可能性もあります。ただ、今回の現場では雨漏りは出ていないため、これらを最初から広げる判断にはしていません。🌦️
ここで残したいのは、調査の名前ではなく、分岐の考え方です。外壁の補修跡に変化が出たのか。目地の線に変化が出たのか。雨押さえまわりに濡れ色が出たのか。板金ジョイントの開きが増えたのか。場所ごとに見方が変わります。すべてを同じ「外壁塗装の劣化」として見てしまうと、確認する順番がずれます。
難付着系サイディングでも、毎回クリヤーで残す判断になるとは限りません。今回は、外壁の状態、補修範囲、調色後の見え方、3分艶の仕上がり、目地を後打ちにできる条件を見て、クリヤーで残せる状態として判断しました。けれど、同じようなサイディングでも、色飛びが広い、クラックが多い、補修跡が目立つ、既存の柄が大きく傷んでいる場合は、クリヤーで残すより塗りつぶしで整えた方が分かりやすい場合があります。🛠️
これは、クリヤー塗装が良いか悪いかという話ではありません。外壁の状態に合っているかどうかです。外壁の柄を残したい気持ちがあっても、補修跡が多く残る場合は、仕上がったあとに気になる線が増えることがあります。反対に、外壁の柄がまだ残せる状態で、補修範囲も整理できる場合は、クリヤーで意匠を残す判断が合うこともあります。判断の主役は、塗料名ではなく、外壁の今の状態です。
今回の現場では、サイディングメーカー名までは断定していません。SRシールH100の色番も本文では断定していません。屋根板金の錆止め材名も出していません。分からない情報を無理に埋めるより、現場で確認できている判断を正確に残す方が、後から見返したときに役に立ちます。材料名を多く並べることより、どこを見て、どこを分けて、どこを次回確認するかを残すことを優先しています。📷
株式会社テクアートでは、外壁塗装後の住まいを「完成したら終わり」として見ていません。特に今回のようなクリヤー塗装では、完成時の見え方だけでなく、数年後にどこを見返すかが大事になります。外壁の補修跡、後打ちした目地、雨押さえまわり、板金ジョイント、付帯部の艶の変化。それぞれが、同じ速度で変化するとは限りません。
次回の外壁塗装では、同じSPパワーフッ素クリヤー3分艶を選ぶとは限りません。次回は色付き塗装になる可能性もあります。目地は状態によって再度打ち替えを検討するかもしれません。板金ジョイントに動きが出れば、塗装だけではなく、つなぎ目の納まりやシーリングの状態を見直す必要が出るかもしれません。雨押さえまわりに濡れ色が残るようになれば、雨の流れを追って確認することになります。🧭
こうした分岐を残しておくと、住まいの変化を見たときに、いきなり大きな工事へ考えを飛ばさずに済みます。線が伸びたのか、開きが増えたのか、濡れ色が戻らないのか、範囲が広がったのか。見る場所と変化の種類を分けるだけでも、次の確認はかなり整理しやすくなります。
今回クリヤーで残した外壁も、次回まで同じ判断になるとは限らないため、これからは補修跡、目地、雨押さえ、板金ジョイントの変化を見て分岐を決めます。塗装は、仕上がった時点の見た目だけでなく、次に何を見ればよいかを残すことも大切です。今回の現場では、透明で残す外壁、後から見える目地、塗らない瓦、塗る板金、確認にとどめた雨漏り前の取り合いを分けておくことで、これからの判断材料を残しました。🌿
【FAQ|クリヤーで残せる外壁か、後打ち目地と屋根板金まで見て判断するポイント】
Q1. 『色飛びやクラックがある外壁でもクリヤー塗装できますか❓』
A.色飛びやクラックがある場合でも、外壁の状態によってはクリヤー塗装を選ぶことがあります。ただし、クリヤー塗装は透明な塗膜で仕上げるため、色飛びや補修跡を隠す塗装ではありません。
今回の横浜市旭区の現場では、外壁が難付着系サイディングでした。既存のサイディング柄を残すためにキクスイSPパワーフッ素クリヤー3分艶を使用していますが、最初からクリヤーで進めると決めたわけではありません。先に見たのは、色飛びの範囲、クラックの位置、補修したあとに線が残りやすい場所、目地とのつながりでした。
色飛びやクラックをそのままにしてクリヤーを重ねると、透明な塗膜の下にその状態が残ります。そのため、今回の現場では補修を行い、調色タッチアップで既存サイディングの色柄になじませてからクリヤー塗装に入りました。ここで大切なのは、「クリヤーで隠す」のではなく、「クリヤーで残しても見え方が大きく崩れにくい状態まで整える」という考え方です。🧱
同じ難付着系サイディングでも、色飛びが広い場合、クラックが多い場合、補修跡が外壁全体に散っている場合は、クリヤーで残すより色付き塗装で整えた方が判断しやすい場面があります。株式会社テクアートでは、外壁の柄を残したいという希望だけで決めず、補修後にどこが見えるかを確認してから判断します。
Q2. 『クリヤー塗装後にシーリングを後打ちするのはなぜですか❓』
A.クリヤー塗装後にシーリングを後打ちした理由は、外壁の透明な塗膜と、動きを受ける目地を分けて扱うためです。今回の現場では、外壁をキクスイSPパワーフッ素クリヤー3分艶で仕上げたあと、SRシールH100を後打ちしました。
クリヤー塗装は、外壁の柄や色合いを残す仕上げです。一方で、シーリング目地は外壁材同士の動きを受ける部分です。外壁面と目地を同じ塗膜でまとめてしまうと、目地の動き、汚れ方、表面の見え方が外壁面とずれることがあります。特にクリヤー仕上げでは、目地まわりの線や色の違いが見えやすくなります。
今回使ったSRシールH100は、サイディングに合わせて発注した色として扱っています。色番までは断定していませんが、後打ちで露出する目地として、外壁の柄や3分艶の見え方と大きくぶつからないように確認しました。高耐久シーリングという材料名だけで決めたのではなく、後から見える目地として、色、動き、外壁面との取り合いを分けて見ています。🪟
先打ちが合う現場もありますが、今回のように難付着系サイディングをクリヤーで残す場合は、外壁面を先に整え、シーリングを後から打つことで、透明で残す面と動く線を別に考えやすくなります。
Q3. 『瓦屋根は塗らず、屋根板金だけ塗装することはありますか❓』
A.あります。今回の現場では、屋根の瓦は塗装していません。確認したのは、棟板金、雨押さえ、雪止め、板金ジョイント部です。屋根板金は錆止め後にセミフロンマイルドを2回塗り、コーヒーブラウン3分艶で仕上げています。板金ジョイント部はシーリング補修も行いました。
屋根という一つのまとまりで見ても、瓦と板金は役割が違います。瓦は屋根材として見ますが、棟板金や雨押さえ、雪止め、ジョイント部は金属部として見ます。金属部は、錆、塗膜の劣化、固定部、つなぎ目、雨の流れを受ける場所を確認します。外装改修の中で屋根まわりを見る場合でも、瓦を塗るかどうかと、板金を塗装するかどうかは分けて判断します。
今回の現場では雨漏りはありませんでした。内装側はヒアリングで確認し、外装側は外装劣化診断士を含む職人が確認しています。雨漏りが起きていない段階でも、雨押さえや板金ジョイントは見ています。雨のあとに濡れ色が残る、板金ジョイントの開きが増える、目地の線が伸びるといった変化が出る場所は、次に確認する基準になります。🌦️
瓦を塗らない判断は、屋根を見ていないという意味ではありません。今回のように、塗らない瓦、塗る板金、補修するジョイントを分けることで、外装全体の確認範囲が整理しやすくなります。外壁塗装と一緒に屋根まわりを見る場合でも、すべてを同じように塗るのではなく、部位ごとの役割と状態を見て判断します。📷
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株式会社テクアートでは、難付着系サイディングのクリヤー塗装でも、塗る前の補修跡、後打ちシーリング、屋根板金、雨漏り前の取り合い確認まで分けて見ています。材料名だけで進めず、塗る場所・塗らない場所・変化を追う場所を整理しながら、住まいの外まわりを確認しています。🏠🔍
外壁塗装・屋根塗装・屋根カバー工事・外壁カバー工事・張り替え工事・左官工事・土間工事・防水工事(ウレタン・シート・FRP)・シャッター・エクステリア・外装リペアまで、住まいの外まわりを一貫して職人が対応しています。
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守る塗装を。職人の手で。住まいに安心を。
外壁をクリヤーで残すときは、塗った直後の艶だけでなく、補修跡、目地、雨押さえ、板金ジョイントの変化を見ていくことが大切です。🏠
今回のように、塗る外壁、後から打つ目地、塗らない瓦、確認を残す板金まわりを分けておくと、次に見る場所がはっきりします。🔍
線が伸びる、開きが増える、雨のあとだけ濡れ色が残る。そうした変化を同じ角度で残しておくと、次の判断につながります。📷🌿

