横浜市旭区の骨材入り外壁塗装|下塗り3回を終えた基準とフィラー不使用の理由🎞️
2026/08/05
🎞️【使わなかった材料と増やさなかった工程から、見積もりの中身を見る】
外壁塗装では、使った塗料や塗り回数が目立ちます。ただ、今回の判断を理解するうえで欠かせないのは、フィラーを使わなかったこと、下塗りを4回へ増やさなかったこと、既存外壁の商品名を外観だけで決めなかったことです。🧾
行った工程だけを見ると、低圧洗浄、クラック処理、キクスイ SPパワーシーラー3回、ロイヤル無機2回という流れです。ここで材料や回数を増やした理由だけを並べると、「多く塗るほどよい」という説明になってしまいます。今回の外壁では、必要な工程は追加し、目的を満たした後の工程は増やしませんでした。
見積書を比べる時も、塗り回数の多さだけでは中身を判断できません。何を見て材料を選び、どの状態まで整え、なぜそこで工程を止めたのかがつながっていることが重要です。
【外観が似ていても、既存外壁の商品名は決めませんでした】
図面には外壁厚20mmの記載があり、表面にはガラスのように見える骨材が入っていました。ユニプラルSLやモノプラルKS系に近い左官仕上げを候補として見ましたが、既存製品名は確定していません。🗂️
厚みや骨材の見え方は、既存外壁を考える手掛かりになります。ただ、似た厚みや表情を持つ仕上げ材は複数あります。見た目だけで商品名を決め、その製品の一般的な改修方法をそのまま当てはめると、現在の外壁に出ている変化より、推定した名称を優先することになります。
今回、現場で確認できたのは、粉化、骨材脱落、強い吸い込み、色あせ、クラックです。この状態を基に、低圧洗浄、クラック処理、浸透性シーラーによる下地補強を組み立てました。
特定製品の専用仕様や保証条件まで照合する場面では、新築時の仕上表、納品書、施工記録などが必要になります。今回の記事では、商品名を当てることより、現在の外壁が何を必要としているかを優先しています。
【フィラーを使わず、浸透する下塗りを先にしました】
フィラーは、外壁の細かな凹凸を整えたり、微細なクラックへ追従させたりする時に使う下地調整材です。今回の外壁には、フィラーを使っていません。🧲
今回先に整える必要があったのは、粉化した表面、動きやすい骨材、材料を強く吸い込む下地です。表面へ厚い層をつくるより、キクスイ SPパワーシーラーを浸透させ、上塗りを受ける土台を整える方を選びました。
この下地へフィラーで膜厚を付けると、既存面との間で膨れにつながる可能性があると判断したためです。外壁全面へ厚い下地調整層をつくらず、確認したクラックは塗装前に別工程で処理しました。
フィラーそのものを使わない方がよい、という話ではありません。既存面が安定し、凹凸調整やクラックへの追従を優先する外壁では、フィラーを選ぶ場合があります。
見積書に「シーラー」「フィラー」と書かれている時は、どちらが高価か、どちらが厚く付くかだけでは比べられません。粉や骨材を固めるためなのか、表面の形やひびを整えるためなのか、選んだ目的まで説明されているかを見ると、材料名の違いを判断しやすくなります。🏷️
【下塗りは3回で止め、4回目を追加しませんでした】
1回目と2回目では下地側の吸い込みが残り、3回目でロイヤル無機を均一に受けられる状態になりました。そこで下塗りを終了し、4回目は行っていません。📍
下塗り回数を先に固定すると、外壁がまだ材料を強く吸う状態でも予定回数で終えたり、反対に、目的を満たした後も回数を増やしたりすることになります。
今回見ていたのは、3回という数字ではありません。塗った材料が一方的に下地へ吸われ続けず、上塗りを面としてかけられる状態になったかどうかです。
同じ骨材入り外壁でも、1回または2回で吸い込みが落ち着けば、3回目を追加する理由はありません。一般的な下塗り1回と上塗り2回の工程も、下塗り1回で上塗りを受けられる外壁なら成立します。
今回の外壁は、2回目を終えた段階でも吸い込みが残っていました。そのため3回目を行い、目的の状態へ届いたため4回目は増やしませんでした。株式会社テクアートでは、工程を増やす条件と、そこで止める条件の両方を現場で見ます。🔍
【見積書では、面積・材料量・施工費をつなげて見ます】
今回の外壁面積は約180㎡で、キクスイ SPパワーシーラーを3回、合計3〜4缶使用しました。回を重ねるごとに吸い込みが減り、必要になる材料量も徐々に少なくなっています。📋
「下塗り3回」という記載だけでは、どの面積へ、どの材料を、どの程度使う計画なのかまでは分かりません。施工面積、材料の正式名称、回数、使用量がつながっていると、工程が実際の施工計画として見えてきます。
下塗りを2回追加しても、足場、養生、洗浄など、外装工事全体の費用が二重になるわけではありません。今回追加されたのは、主に下塗材と塗布作業です。見積書では、施工費、材料代、工程を分けているため、通常工程との差を確認できます。🧮
相見積もりでは、口コミや総額だけで塗装会社を比べず、下塗材の正式名称、外壁面積、予定回数、材料量、追加される施工費まで見ます。
「5回塗りだから安心」「3回塗りだから高い」と数字だけで決めず、追加した一回が何を整えるために必要だったのか、どの状態でそれ以上増やさなかったのかまで説明されていると、金額差の理由を判断しやすくなります。📎
【完成後は、広い面だけでなく色の境界を見ます】
淡色に仕上げた縦方向の部位と、濃色外壁が接する境界は、広い面だけを見ていると仕上がりの差を見落としやすい場所です。🪞
濃色が淡色側へにじんでいないか、凹凸の奥に塗り残しがないか、縦に続く境界の途中で線が乱れていないかを近くから見ます。濃色面は凹部の塗り残しや艶の差が目立ちやすく、淡色面は光の反射によって細かな陰影が見えます。
境界の接写から分かるのは、完成後の色分け、凹凸、塗り分けの状態です。施工前の粉化や下塗り回数は、外観だけでは分かりません。工程は材料記録と施工内容で確認し、完成面は色、艶、境界の状態を見るために使います。🧷
外壁塗装の完了確認では、建物全景だけでなく、凹凸の奥、二色の切り替わり、付帯部との際が分かる位置も残しておくと、その後の比較にも使えます。
【変化がなければ、追加工事を急いで増やしません】
完成後に骨材の脱落、クラックの再発、膨れ、浮きがなく、色と3分艶のつながりにも変化がなければ、下塗りや上塗りを追加する必要はありません。🪛
施工後は、同じ場所を同じ方向から見て、変化が出ていないかを比べます。雨の後に一部分だけ濃い状態が続く、同じクラックが再び表れる、外壁の足元へ細かな粒が落ちるといった変化があれば、その位置を残します。
室内に雨漏りの症状がなく、外壁表面にも新しい変化がなければ、散水調査や広い修繕へ急いで進みません。反対に、雨の後に同じ位置へ濡れ跡が出る、窓まわりや室内側にも変化が重なる場合は、外壁塗装の経過確認だけで終えず、現地で雨水との関係を分けて見ます。
材料や回数を増やすことだけが、丁寧な工事ではありません。今回の外壁では、フィラーを使わず、下塗りを3回で止め、完成後は境界と同じ位置の変化を見ていく判断を残しました。
🎞️【下塗り3回を回数ではなく、上塗りを受けられる状態で決めた理由】
図面の外壁厚20mm、ガラス状に見える骨材、粉化、骨材脱落、強い吸い込みを確認した後、次に決めたのは下塗りの材料と終了地点です。今回使ったのは、菊水化学工業の「キクスイ SPパワーシーラー」です。🧪
この材料に求めたのは、完成色をきれいに見せる役割ではありません。表面に残る粉や動きやすい骨材を落ち着かせ、ロイヤル無機を均一に受けられる下地へ整える役割です。
骨材入りの左官系外壁は、同じ一面の中でも、粒の部分とその周囲で材料の吸い込み方や付着条件がそろわないことがあります。今回見えたのは、職人の間で「スキン」と呼ぶことのある、硬い骨材を含む表面です。粒の部分と周囲で塗料の付き方がそろいにくいため、密着しにくい要素を含む下地として扱いました。
既存製品名を断定する材料にはしませんが、下塗りを選ぶ時には無視できない現場差です。
材料を強く吸い込む状態のまま下塗り1回で上塗りへ進めば、上塗り材が場所ごとに引かれ、艶のむらや色の差、密着不良につながる懸念がありました。ここで必要なのは、最初から「3回塗る」と決めることではなく、1回ごとに吸い込みの変化を見て、まだ下地側へ材料が取られているかを確かめることです。🎯
【約180㎡に3〜4缶を使い、吸い込みが落ち着くまで重ねました】
外壁の施工面積は約180㎡です。キクスイ SPパワーシーラーは、3回の下塗りを通して合計3〜4缶を使用しました。🪣
最初の塗布では、乾いた外壁が材料を強く吸い込みました。回を重ねるにつれて吸い込みは徐々に弱まり、同じ面へ必要になる材料の量も少なくなっています。
1回目、2回目、3回目を同じ量で塗ったわけではありません。外壁が材料を受ける状態へ変わるにつれて、塗布時の入り方も変わりました。
3回目を終えた時点では、下地へ材料が一方的に吸われ続ける状態から、表面に下塗りが残り、上塗りを均一にかけられる状態へ変わっていました。そこで下塗りを終了しています。
4回目を行わなかった理由も明確です。上塗りへ進める面になっており、さらに回数を増やす必要がなかったためです。🧰
回数と材料量を一緒に残すのは、見積書を比べる時にも役立ちます。
「下塗り3回」という文字だけでは、どの面積へ、どの材料を、どのくらい使う計画なのかが分かりません。今回のように約180㎡、キクスイ SPパワーシーラー、合計3〜4缶という情報がつながると、工程数が数字だけの訴求ではなく、実際の施工計画として読めます。
塗布回数、施工面積、材料名、材料量の四つが同じ見積書にあるかは、住まい手が確認できる比較点です。
下塗り3回という数字そのものが品質を表すわけではありません。1回や2回で上塗りを受けられる状態になれば、3回目を追加する理由はありません。
反対に、今回のように吸い込みが残る下地では、見積書に書かれた固定回数を終えただけで上塗りへ進まず、下地の変化に合わせて工程を決めます。
株式会社テクアートでは、同種の外壁で重ねてきた職人の経験に加え、今回の下地条件と材料の組み合わせをメーカーにも確認してから仕様を決めています。現場で見た粉化、骨材脱落、吸い込みと、選んだ材料の働きがずれていないかを照らし合わせました。🧩
【フィラーで厚い層をつくらず、浸透補強を優先しました】
一般的なモルタル外壁では、細かな凹凸やクラックを整えるためにフィラーを使うことがあります。ただ、今回の外壁にはフィラーを使っていません。🧴
この外壁で優先したのは、表面へ厚い層をつくることではなく、粉化し、骨材が動き、材料を強く吸う層へ下塗りを浸透させることでした。
既存面に浮きや膨れは確認していませんでしたが、この状態へフィラーで膜厚を付けると、既存面との間に膨れが生じるリスクがあると判断しました。先にSPパワーシーラーで表面を補強し、上塗りを受けられる土台をつくる方を選んでいます。🧯
これは、フィラーという材料を否定する判断ではありません。
凹凸を整えたい外壁、細かなクラックへの追従性が必要な外壁、既存塗膜が安定している外壁では、フィラーが合うこともあります。今回の現場で使わなかった理由と、別の外壁で使う理由は分けて考えます。
見積書で「シーラー」と「フィラー」が分かれている時は、どちらが高級か、どちらの塗膜が厚いかだけでは比べられません。
今回のように粉と骨材を固めたいのか、表面の凹凸や細かなひびへ追従させたいのかで役割が変わります。材料名の横に、何を整えるための下塗りなのかが書かれていると、外壁塗装の内容を判断しやすくなります。
【濃色面に残る凹凸と3分艶の見え方】
掲載する接写は、濃色で仕上げた外壁の完成後です。深い凹凸の奥まで濃色が続き、光が当たる凸部には3分艶のやわらかな反射が見えます。🧿
正面から見るだけでなく、角度を変えた時も色と艶が面の中でつながっているかを確認するための一枚です。
濃い色は、凹部の塗り残しや艶の差が淡い色より見えやすくなります。この接写では、元の骨材感を消さず、凹凸の陰影を残した完成面を確認できます。
下塗りの判断は、約180㎡という施工面積、使用した3〜4缶、回ごとに変わった吸い込み、3回目で上塗り可能になった現場記録と合わせて伝えます。
【ロイヤル無機2回と3分艶は、整えた下地の上で生かします】
下塗りを終えた後は、キクスイのロイヤル無機を2回塗りました。仕上げは3分艶で、ベースにKN060D、アクセントにKN061Eを使っています。🏗️
上塗り材の性能や色だけを変えても、下地の吸い込みが面ごとに違えば、同じ仕上がりにはなりません。
今回、SPパワーシーラーを3回重ねたのは、ロイヤル無機を多く使うためではなく、2回の上塗りが凹凸面の中で均一につながる土台をつくるためです。🛡️
3分艶は、艶を完全に消した仕上げではありません。光が当たるとやわらかく反射し、日陰では骨材の陰影が見えます。
淡色面と濃色面では同じ3分艶でも見え方が変わるため、完成後は色の境界、凹部、凸部、斜めから見た光のつながりを確認しました。
【追加した工程と金額は、見積書の内訳で分けました】
下塗りを2回追加しても、足場、養生、低圧洗浄など、工事全体の費用がすべて増えるわけではありません。今回の見積もりでは、追加した下塗材、塗布する施工費、工程を分けて内訳を出しています。📊
そのため、一般的な下塗り1回の仕様と比べた時に、どこへ費用が加わったかを確認できます。
今回の見積もりでは、外装工事全体の金額が大きく跳ね上がる差ではありませんでした。工程を増やした事実だけを見せるのではなく、材料代と施工費がどこへ増えたかを住まい手が確かめられる形にしています。
相見積もりでは、口コミや総額だけで塗装会社を比べず、下塗材の正式名称、施工面積、回数、材料代、施工費、工程の書き方まで見ると、金額差の理由が分かりやすくなります。🔧
「5回塗りなら安心」「3回塗りは割高」と決めず、追加した一回が何を整えるために必要だったのかを確認することが大切です。
今回の下塗り3回は、特殊な回数を見せるための仕様ではありません。約180㎡の骨材入り左官系外壁で、回を重ねるごとに吸い込みが減り、3回目でロイヤル無機を受けられる状態になったためです。
フィラーを使わなかったのも、材料の優劣ではなく、この下地では厚い層をつくるより、浸透補強を先にする方が合うと判断したためです。
次は、低圧洗浄、クラック処理、下塗り3回、ロイヤル無機2回、付帯部塗装を、作業名の一覧ではなく、各工程で何を整え、何を見て次へ進んだかという順でお伝えします。
🎞️【低圧洗浄から上塗りまで、吸い込みの変化を見て工程をつないだ】
外壁の状態と下塗りの考え方が決まった後は、低圧洗浄、クラック処理、キクスイ SPパワーシーラー3回、ロイヤル無機2回、付帯部塗装の順で進めました。工程名だけを並べると単純に見えますが、前の作業で何が変わったかを見ずに次へ進めることはできません。今回の外壁では、表面を壊さずに洗うこと、見えているクラックを先に処理すること、下塗りの吸い込みが落ち着くまで重ねることが、一つの流れになっています。🚿
【強く洗うのではなく、残す骨材を見ながら低圧で洗いました】
施工前の外壁は、手で触れると粉が付き、細かな骨材も落ちる状態でした。汚れを落とす目的だけで水圧を上げると、すでに動きやすくなっている粒まで余計に飛ばす可能性があります。そこで、洗浄機の圧を抑え、外壁の表面を見ながら低圧で洗いました。🫧
低圧洗浄は、弱く流すだけの作業ではありません。塗装の妨げになる粉や付着物は除きながら、これから下地として使う左官面まで削り過ぎないように調整します。平らな外壁と違い、骨材入りの面は凹部と凸部で水の当たり方が変わります。同じ距離、同じ角度、同じ圧を全面へ機械的に当てるのではなく、骨材の落ち方と表面の変化に合わせました。🪜
圧が弱過ぎて粉を残せば、その粉の上へ下塗りを重ねることになります。反対に、圧を上げ過ぎれば、まだ下地として使える骨材まで落とし、外壁の表情そのものを変えてしまいます。今回の洗浄では、汚れを落とした見た目だけで終わらせず、乾いた後の表面がクラック処理と下塗りへ進める状態かを見ました。
洗浄後は、濡れて色が濃く見える間に下塗りの判断をしません。表面が乾いてから、残った粉、骨材の状態、クラックの位置を見直し、塗装前に処理する場所を分けました。水で濡れている時は落ち着いて見える面も、乾くと吸い込みやざらつきが再び分かります。洗浄後の乾いた外壁が、下塗りをどこまで重ねるかを見る出発点です。
【クラックは上塗りで隠さず、下塗りの前に処理しました】
洗浄後に外壁面を見直し、確認していたクラックを先に処理しました。🧵 クラックへ色を重ねて見えにくくするのではなく、塗装前の補修として外壁面とは分けて扱い、その後に周囲と一緒に下塗りをつなげています。
上塗りで色が付けば、細いクラックは一時的に見えにくくなります。ただ、見えなくなることと、塗装前の処理が済んでいることは同じではありません。先にクラックを処理し、その後に下塗りを面としてつなげることで、外壁全体の塗装と局所的な補修を混ぜずに進めました。
現場調査時に雨漏りの症状はありませんでした。それでも、見えているクラックを「雨漏りしていないから触らない」とは考えず、塗装前に整える場所として処理しています。
【1回目は、強く吸い込む下地へ材料を入れる工程でした】
クラック処理の後、キクスイ SPパワーシーラーの1回目を塗りました。🧹 最初は外壁の吸い込みが大きく、塗布した材料が下地側へ取られる状態でした。
この段階で求めたのは、表面を一度で均一に見せることではありません。粉化した層や骨材の周囲へ下塗りを入れ、次の塗布を受けられる土台をつくることです。1回塗ったという事実だけでは、上塗りへ進めるかは決まりません。次の工程へ移れる状態まで乾燥させ、吸い込みがどこまで残っているかを見ました。⏱️
1回目を終えた外壁には、まだ材料を受ける余地がありました。そこで上塗りへは進まず、同じSPパワーシーラーを2回目へ重ねています。1回目は下地へ材料を入れる役割が大きく、2回目以降は面のばらつきを小さくする役割へ変わっていきました。
【2回目は、面の中に残る吸い込みの差を小さくしました】
2回目は、1回目より材料の使用量が減りました。外壁が下塗りを受けたことで、最初ほど強く吸い込まなくなったためです。🌤️
ここで見たのは、塗った回数ではなく、同じ面の中で吸い込みがそろってきたかどうかです。骨材の多い部分、周囲の左官面、凹凸の深い部分で材料の入り方が違えば、上塗りをかけた時に色や艶の差へつながります。2回目で変化は進みましたが、上塗りへ移れる状態まではもう一段整える必要があり、3回目へ進みました。
この判断は「骨材入り外壁だから3回」と決めたものではありません。1回目から2回目へ吸い込みが減った変化を見たうえで、まだ下地側へ材料が取られる状態が残っていたことが、3回目を行った理由です。
【3回目で上塗りを受けられる状態になり、下塗りを止めました】
3回目は、下塗りを厚くためるためではなく、ロイヤル無機を面として受けられるところまで吸い込みを整える工程です。✅
塗布後は、1回目のように材料が強く吸われ続ける状態ではなくなり、上塗りをかけられる面になりました。ここで下塗りを終了しています。4回目を追加しなかったのは、3回という数字を達成したからではなく、3回目で目的の状態へ届いたためです。
回数を多くすることだけを品質にすると、必要以上に材料を重ねる判断にもなります。今回見ていた終了基準は一つで、ロイヤル無機を均一にかけられる状態かどうかでした。この状態へ届く前には止めず、届いた後には増やさない。下塗り3回という数字は、その結果です。
【ロイヤル無機1回目で色をつなぎ、2回目で3分艶を整えました】
下塗りを終えた後は、ロイヤル無機を2回塗りました。1回目は、整えた下地へKN060DとKN061Eの色をそれぞれつなぐ工程です。🖌️ 凹凸のある外壁では、ローラーが当たりやすい凸部だけでなく、奥まった部分まで材料を届けます。
2回目は、1回目でつないだ色と塗膜を整え、3分艶の見え方をそろえる工程です。🎨 淡色面は細かな陰影が見え、濃色面は凹部の塗り残しや艶の差が表れやすくなります。正面だけでなく斜め方向から見て、光が当たった部分だけが強く浮いていないか、凹凸の奥まで色が続いているかを見ました。
二色で仕上げる外壁は、広い面がきれいに塗れているだけでは完了になりません。淡色と濃色が切り替わる位置、凹凸の奥で色が交わる部分、縦に続く境界を近くから見て、色のにじみや塗り残しがないかを確かめます。3分艶は完全な艶消しではないため、光の角度を変えると面のばらつきも見えやすくなります。
【濃色面を斜めから見た完成後の外壁】
濃色で仕上げた外壁を斜め方向から見ると、骨材を含む細かな凹凸が連続し、3分艶の反射が面の中でつながっています。🌀 正面からでは分かりにくい凸部の高さと凹部の深さ、光が当たる場所と影になる場所を同時に見られる位置です。
完成面から確認できるのは、濃色面の凹凸と艶の見え方です。低圧洗浄、クラック処理、下塗り3回という工程は完成面だけでは見えないため、施工の順と各段階で見た変化を本文で伝えます。斜めから見る理由は、完成面をきれいに見せるためではなく、光の当たり方で表れる艶のむらや凹部の塗り残しを見つけやすくするためです。
【外壁を仕上げてから付帯部へ進み、境界を見直しました】
外壁の上塗りを終えた後は、付帯部の塗装へ進みました。🔦 外壁と付帯部は使う材料や塗る順が別でも、完成時には一つの外装として見えます。色が切り替わる境界、凹凸の奥へ回り込む部分、付帯部の際に塗り残しがないかを見直しました。
外壁面だけで完了を決めず、色の切り替わりと周辺部まで見て、建物の外装として仕上がりをつなげています。
今回の工程で残したいのは、低圧洗浄をしたことや、合計5回塗ったことだけではありません。骨材を余計に落とさないよう洗い、クラックを先に処理し、下塗りを重ねるごとに吸い込みが減ることを見て、3回目で上塗りへ進み、ロイヤル無機2回で色と3分艶を整えたという判断のつながりです。
外壁塗装の工程表を見る時も、作業名と回数だけでは内容を比べきれません。前の工程で何を整え、どの状態になったら次へ進むのかが説明されていると、その家の外壁に合わせた施工かを判断しやすくなります。
🎞️【使わなかった材料と増やさなかった工程から、見積もりの中身を見る】
外壁塗装では、使った塗料や塗り回数が目立ちます。ただ、今回の判断を理解するうえで欠かせないのは、フィラーを使わなかったこと、下塗りを4回へ増やさなかったこと、既存外壁の商品名を外観だけで決めなかったことです。🧾
行った工程だけを見ると、低圧洗浄、クラック処理、キクスイ SPパワーシーラー3回、ロイヤル無機2回という流れです。ここで材料や回数を増やした理由だけを並べると、「多く塗るほどよい」という説明になってしまいます。今回の外壁では、必要な工程は追加し、目的を満たした後の工程は増やしませんでした。
見積書を比べる時も、塗り回数の多さだけでは中身を判断できません。何を見て材料を選び、どの状態まで整え、なぜそこで工程を止めたのかがつながっていることが重要です。
【外観が似ていても、既存外壁の商品名は決めませんでした】
図面には外壁厚20mmの記載があり、表面にはガラスのように見える骨材が入っていました。ユニプラルSLやモノプラルKS系に近い左官仕上げを候補として見ましたが、既存製品名は確定していません。🗂️
厚みや骨材の見え方は、既存外壁を考える手掛かりになります。ただ、似た厚みや表情を持つ仕上げ材は複数あります。見た目だけで商品名を決め、その製品の一般的な改修方法をそのまま当てはめると、現在の外壁に出ている変化より、推定した名称を優先することになります。
今回、現場で確認できたのは、粉化、骨材脱落、強い吸い込み、色あせ、クラックです。この状態を基に、低圧洗浄、クラック処理、浸透性シーラーによる下地補強を組み立てました。
特定製品の専用仕様や保証条件まで照合する場面では、新築時の仕上表、納品書、施工記録などが必要になります。今回の記事では、商品名を当てることより、現在の外壁が何を必要としているかを優先しています。
【フィラーを使わず、浸透する下塗りを先にしました】
フィラーは、外壁の細かな凹凸を整えたり、微細なクラックへ追従させたりする時に使う下地調整材です。今回の外壁には、フィラーを使っていません。🧲
今回先に整える必要があったのは、粉化した表面、動きやすい骨材、材料を強く吸い込む下地です。表面へ厚い層をつくるより、キクスイ SPパワーシーラーを浸透させ、上塗りを受ける土台を整える方を選びました。
この下地へフィラーで膜厚を付けると、既存面との間で膨れにつながる可能性があると判断したためです。外壁全面へ厚い下地調整層をつくらず、確認したクラックは塗装前に別工程で処理しました。
フィラーそのものを使わない方がよい、という話ではありません。既存面が安定し、凹凸調整やクラックへの追従を優先する外壁では、フィラーを選ぶ場合があります。
見積書に「シーラー」「フィラー」と書かれている時は、どちらが高価か、どちらが厚く付くかだけでは比べられません。粉や骨材を固めるためなのか、表面の形やひびを整えるためなのか、選んだ目的まで説明されているかを見ると、材料名の違いを判断しやすくなります。🏷️
【下塗りは3回で止め、4回目を追加しませんでした】
1回目と2回目では下地側の吸い込みが残り、3回目でロイヤル無機を均一に受けられる状態になりました。そこで下塗りを終了し、4回目は行っていません。📍
下塗り回数を先に固定すると、外壁がまだ材料を強く吸う状態でも予定回数で終えたり、反対に、目的を満たした後も回数を増やしたりすることになります。
今回見ていたのは、3回という数字ではありません。塗った材料が一方的に下地へ吸われ続けず、上塗りを面としてかけられる状態になったかどうかです。
同じ骨材入り外壁でも、1回または2回で吸い込みが落ち着けば、3回目を追加する理由はありません。一般的な下塗り1回と上塗り2回の工程も、下塗り1回で上塗りを受けられる外壁なら成立します。
今回の外壁は、2回目を終えた段階でも吸い込みが残っていました。そのため3回目を行い、目的の状態へ届いたため4回目は増やしませんでした。株式会社テクアートでは、工程を増やす条件と、そこで止める条件の両方を現場で見ます。🔍
【見積書では、面積・材料量・施工費をつなげて見ます】
今回の外壁面積は約180㎡で、キクスイ SPパワーシーラーを3回、合計3〜4缶使用しました。回を重ねるごとに吸い込みが減り、必要になる材料量も徐々に少なくなっています。📋
「下塗り3回」という記載だけでは、どの面積へ、どの材料を、どの程度使う計画なのかまでは分かりません。施工面積、材料の正式名称、回数、使用量がつながっていると、工程が実際の施工計画として見えてきます。
下塗りを2回追加しても、足場、養生、洗浄など、外装工事全体の費用が二重になるわけではありません。今回追加されたのは、主に下塗材と塗布作業です。見積書では、施工費、材料代、工程を分けているため、通常工程との差を確認できます。🧮
相見積もりでは、口コミや総額だけで塗装会社を比べず、下塗材の正式名称、外壁面積、予定回数、材料量、追加される施工費まで見ます。
「5回塗りだから安心」「3回塗りだから高い」と数字だけで決めず、追加した一回が何を整えるために必要だったのか、どの状態でそれ以上増やさなかったのかまで説明されていると、金額差の理由を判断しやすくなります。📎
【完成後は、広い面だけでなく色の境界を見ます】
淡色に仕上げた縦方向の部位と、濃色外壁が接する境界は、広い面だけを見ていると仕上がりの差を見落としやすい場所です。🪞
濃色が淡色側へにじんでいないか、凹凸の奥に塗り残しがないか、縦に続く境界の途中で線が乱れていないかを近くから見ます。濃色面は凹部の塗り残しや艶の差が目立ちやすく、淡色面は光の反射によって細かな陰影が見えます。
境界の接写から分かるのは、完成後の色分け、凹凸、塗り分けの状態です。施工前の粉化や下塗り回数は、外観だけでは分かりません。工程は材料記録と施工内容で確認し、完成面は色、艶、境界の状態を見るために使います。🧷
外壁塗装の完了確認では、建物全景だけでなく、凹凸の奥、二色の切り替わり、付帯部との際が分かる位置も残しておくと、その後の比較にも使えます。
【変化がなければ、追加工事を急いで増やしません】
完成後に骨材の脱落、クラックの再発、膨れ、浮きがなく、色と3分艶のつながりにも変化がなければ、下塗りや上塗りを追加する必要はありません。🪛
施工後は、同じ場所を同じ方向から見て、変化が出ていないかを比べます。雨の後に一部分だけ濃い状態が続く、同じクラックが再び表れる、外壁の足元へ細かな粒が落ちるといった変化があれば、その位置を残します。
室内に雨漏りの症状がなく、外壁表面にも新しい変化がなければ、散水調査や広い修繕へ急いで進みません。反対に、雨の後に同じ位置へ濡れ跡が出る、窓まわりや室内側にも変化が重なる場合は、外壁塗装の経過確認だけで終えず、現地で雨水との関係を分けて見ます。
材料や回数を増やすことだけが、丁寧な工事ではありません。今回の外壁では、フィラーを使わず、下塗りを3回で止め、完成後は境界と同じ位置の変化を見ていく判断を残しました。
🎞️【施工後に見る変化と、外壁塗装から雨漏り調査へ切り替える境界】
今回の外壁は、低圧洗浄とクラック処理を行い、キクスイ SPパワーシーラーを3回、ロイヤル無機を2回塗って仕上げました。施工前に確認したのは、粉化、骨材脱落、強い吸い込み、色あせ、クラックです。雨漏りの症状はなく、既存面の膨れや浮きも確認していませんでした。🏘️
工事が終わった後に必要なのは、同じ工程を追加することではありません。施工前に変化が出ていた位置を残し、完成後に同じ場所がどう変わるかを見ることです。外壁表面の経過確認で足りるのか、雨水の入口を探す調査へ切り替えるのかは、塗った回数ではなく、その後に現れる位置と症状で分かれます。
【同じ位置を比べると、小さな変化を見つけやすくなります】
骨材が落ちていた場所、クラックがあった場所、色の境界などは、施工後も比較の基準になります。建物全体を何となく眺めるより、位置を決めて同じ方向から記録した方が、長さ、広がり、濡れ方の違いを追いやすくなります。🗓️
地上から安全に見られる範囲では、外壁の足元へ細かな粒が再び落ちていないか、同じ線状のひびが表れていないか、新しい膨れや浮きが出ていないかを見ます。雨の後は、一部分だけ色が濃い状態が長く残る、周囲より乾きが遅いといった差も手掛かりになります。🌦️
一度だけ見えた変化で、すぐに修繕範囲を広げる必要はありません。晴れて乾いた時にも跡が残るか、次の雨でも同じ位置に出るかを比べます。同じ場所へ繰り返す変化は、位置が毎回変わる跡より、次に見る場所を絞りやすくなります。
クラックも、線が見えたことだけで雨水の入口とは決めません。施工後に同じ位置へ線が再び表れる、長さや幅が変わる、雨の後だけ周囲が濃く残る場合は、塗膜表面だけでなく、外壁の動きや水の回り方を見直します。📏
【3分艶の見え方と、塗膜の変化を分けて見ます】
3分艶は、見る角度と光の向きによって反射の強さが変わります。正面からは均一に見えても、斜めから光を受けると骨材の凸部が明るく見え、凹部は影になります。この陰影だけを艶むらと決めると、外壁がもともと持つ立体感まで不具合として見てしまいます。
完成後の比較では、できるだけ同じ位置、同じ方向から見ます。角度を変えると反射も一緒に動く場合は、3分艶と凹凸による見え方として整理できます。角度を変えても同じ部分だけ艶が途切れる、雨で濡れていない時にも同じ範囲が周囲と違って見える場合は、その位置を近くで確認します。
淡色と濃色でも反射の見え方は異なります。濃色面は凹部の塗り残しや艶の差が目につきやすく、淡色面は細かな陰影がやわらかく見えます。二色を同じ見え方へそろえるのではなく、それぞれの面の中で色と艶がつながっているかを見ることが、今回の完成確認です。
【淡色と濃色の境界は、完成後の比較基準になります】
ここに掲載する完成面では、淡色と濃色が近い位置で切り替わり、両方の面に骨材を含む凹凸が続いています。淡色側にはやわらかな光の反射があり、濃色側では凹部と凸部の陰影がはっきり見えます。🔭
この位置では、二色の境界へにじみがないか、凹凸の奥に塗り残しがないか、3分艶の見え方が途中で乱れていないかを確認できます。施工後に同じ場所を見る時も、境界線の乱れだけでなく、その周囲へ新しい割れや膨れが出ていないかを比べられます。
この完成面から分かるのは、色、艶、凹凸、境界の状態です。外壁内部の水分や雨水の通り道は、完成写真からは決まりません。外側の変化と室内側の症状が同じ位置に重なる時は、表面の見た目とは別の確認へ切り替えます。🧠
【外壁表面の変化と、雨漏り症状は同じ判断にしません】
骨材が落ちる、粉が付く、クラックが見えるという変化は、外壁表面の改修を考える材料です。室内側へ染みが出る、雨の時だけ同じ位置が濡れるという症状は、雨水がどこから入り、どこを通ったかを調べる材料です。二つは位置が近くても、同じ工事で直ると先に決めません。
外壁へ新しいクラックが出ても、表面だけの変化なら、まず幅や長さ、周囲の状態を見ます。室内側にも染みが出ている場合は、クラックの補修だけを先に決めず、窓、屋根との境界、外壁内部を含めて原因候補を分けます。外壁塗装の塗膜を追加する判断と、雨漏りの入口を特定する判断を分けることで、必要以上に広い工事と、入口を残した部分補修の両方を避けやすくなります。
【内部反証|同じ骨材入り外壁でも、下塗り3回とは限りません】
今回の外壁は、1回目と2回目の後も吸い込みが残り、3回目で上塗りを受けられる状態になりました。この経過があったため、キクスイ SPパワーシーラーを3回使っています。
別の骨材入り外壁が、1回または2回で吸い込みの落ち着いた面になるなら、3回目を加える理由はありません。反対に、回数を増やしても粉や骨材が安定しない場合は、同じ材料を重ね続ける前に、残す下地と除く下地を見直す必要があります。
5回塗りという合計回数も、完成後のすべてを保証する数字ではありません。今回整えたのは、粉化、骨材脱落、強い吸い込みがあった外壁表面です。新しいクラック、開口部まわりの変化、屋根と外壁が接する位置からの雨水まで、一つの塗装仕様で置き換えることはしません。
変化がなく、完成面の色と艶が保たれているなら、追加の工事や散水調査を急ぎません。下塗りや上塗りを増やすより、同じ位置を見て変化がないことを確かめる方が先です。🕰️
【高い位置の変化は、ドローンで外側の位置を絞ります】
二階の外壁上部や屋根との境界など、地上から見分けにくい位置に割れ、開き、濡れ跡が出た場合は、ドローンで外側を確認する分岐があります。🛰️
ドローンで見られるのは、外壁上部の表面、屋根や板金との境界、開口部まわりの外観です。映像で気になる位置を絞り、近くで見る必要がある場所を決めます。屋根材の下や外壁内部までは映らないため、ドローンだけで雨水の入口を決めるのではなく、次の確認位置をつくるために使います。
【室内側の染みや乾き方の差が出た時は、サーモで範囲を見ます】
室内側へ染みや変色が出る、外壁の同じ部分だけ雨後の乾きが遅い、窓まわりで周囲と違う変化が続く場合は、サーモグラフィーで温度差を見る可能性があります。🌡️
温度差だけで水分の有無や雨漏り原因は決まりません。室内側の温度差が出た範囲と、外側のクラック、開口部、屋根との境界を重ね、次に近くで見る場所を絞ります。必要に応じて含水状態も確認し、外壁表面の経過観察で足りるのか、内部まで追うのかを分けます。🗺️
【雨水の入口候補を分ける必要がある時は、散水調査へ進みます】
降雨時に室内の染みが繰り返す、入口候補となるクラックや開口部が複数ある、外側と室内側の位置を比べても一つに絞れない場合は、散水調査を検討します。🚿
散水では、候補を一度に濡らすのではなく、位置を分けて水を当て、室内側に変化が出るかを見ます。外壁塗装の上から何となく水をかける作業ではなく、候補を一つずつ分け、雨水の通り道を確かめるための調査です。
株式会社テクアートでは、表面の変化だけで判断できる時は、近接目視や安全な範囲での触診から始めます。高い位置はドローン、室内外の位置関係はサーモ、入口候補の切り分けが必要な時は散水というように、症状と見たい範囲に合わせて方法を変えます。🚧
【相談する境界は、変化の位置と時期を伝えられる時です】
相談を考える境界は、室内へ大きな雨漏りが出た時だけではありません。骨材が再び落ちる、同じクラックが伸びる、雨の後に同じ場所だけ濃く残る、新しい膨れや浮きが出る、窓まわりや室内側へ染みが出るといった変化が続く時です。📱
相談時には、建物のどの面かが分かる全景と、変化が見える接写、気づいた時期、雨の後だけ出るか、室内症状の有無、図面や見積書にある外壁と下塗材の表記を伝えると、最初に見る場所を絞りやすくなります。
外壁表面の経過確認で足りるのか、ドローン、サーモ、散水へ進むのかは、症状の大きさだけではなく、同じ位置へ繰り返すか、外側と室内側が重なるかで決まります。雨漏りが起きる前から位置と変化を残しておけば、工事を増やす判断と、経過を見る判断を分けられます。
【FAQ|骨材入り左官系外壁の下塗りと見積もり】
Q1|骨材入りの左官系外壁は、必ず下塗りを3回行う必要がありますか?
株式会社テクアートでは、骨材入りの外壁という理由だけで、下塗り3回を固定しません。
下塗りを終える基準は回数ではなく、上塗りを均一に受けられる状態になったかどうかです。今回の外壁は、1回目と2回目の後も材料を強く吸い込む状態が残り、3回目でキクスイ ロイヤル無機をかけられる面になりました。そのため、3回目で下塗りを終了しています。
1回または2回で吸い込みが落ち着けば、3回目は追加しません。反対に、下塗りを重ねても粉や骨材が安定しない場合は、回数を増やし続けず、残す下地と除く下地、補修範囲を見直します。
見積書では「下塗り3回」と書かれているかだけでなく、何を見て追加し、どの状態で終了する予定なのかを確認すると、工程の意味を比べやすくなります。
Q2|モルタル・左官系外壁で、フィラーを使わないことはありますか?
株式会社テクアートでは、外壁の状態によってフィラーを使わない場合があります。
今回確認した外壁には、粉化、骨材脱落、強い吸い込みがありました。表面へ厚い下地調整層をつくるより、キクスイ SPパワーシーラーを浸透させ、動きやすい粉や骨材を落ち着かせることを優先しています。
この下地へフィラーで膜厚を付けると、既存面との間で膨れにつながる懸念があると判断したため、外壁全面には使いませんでした。確認したクラックは、上塗りで隠さず、塗装前に別工程で処理しています。
既存面が安定し、凹凸調整や細かなクラックへの追従性を持たせたい外壁では、フィラーが合うこともあります。見積書では、シーラーかフィラーかという材料名だけでなく、粉や骨材を固めるためなのか、表面の形やひびを整えるためなのかまで確認することが大切です。
Q3|下塗り回数が違う外壁塗装の見積書は、どこを比べればよいですか?
株式会社テクアートでは、総額と塗り回数だけでなく、下塗材の正式名称、施工面積、材料量、追加される施工費、工程をつなげて確認します。
今回の外壁は約180㎡で、キクスイ SPパワーシーラーを3回、合計3〜4缶使用しました。回を重ねるごとに吸い込みが減り、3回目で上塗りへ進める状態になっています。
相見積もりでは、次の内容を同じ条件で比べます。
・下塗材の正式名称
・下塗りを行う外壁面積
・下塗りと上塗りの予定回数
・予定している材料量
・追加工程で増える材料代と施工費
・下塗りを追加する現場上の理由
・どの状態で下塗りを終了するのか
「外壁塗装一式」と書かれていても、別紙や説明で内容を確認できれば比較できます。3回塗りや5回塗りという数字の多さではなく、今回の外壁状態と工程がつながっているかを見ると、金額差の理由を判断しやすくなります。
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株式会社テクアートでは、外壁塗装を塗料名や塗り回数だけで決めず、粉化、骨材の脱落、吸い込み、クラックを現地で分けて見ています。今回のような骨材入り左官系外壁では、下塗りを何回行うかより、上塗りを均一に受けられる状態まで整ったかを確認します。見積もりを比べる際は、下塗材の正式名称、施工面積、材料量、追加工程の理由まで確認すると、塗装会社ごとの金額差を判断しやすくなります。雨後の濡れ方や室内症状が重なる場合は、外壁塗装だけで決めず、雨漏り調査へ切り替える範囲を分けます。
外壁塗装・屋根塗装・屋根カバー工事・外壁カバー工事・張り替え工事・左官工事・土間工事・防水工事(ウレタン・シート・FRP)・シャッター・エクステリア・外装リペアまで、住まいの外まわりを一貫して職人が対応しています。
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守る塗装を。職人の手で。住まいに安心を。
骨材入りの左官系外壁は、塗り回数だけで施工内容を比べると、下地をどこまで整えたのかが見えにくくなります。今回の判断基準は、キクスイ SPパワーシーラーを3回塗ったことではなく、回を重ねるごとに吸い込みが落ち着き、上塗りを均一に受けられる状態で下塗りを止めたことでした。
施工後は、骨材が再び落ちていないか、同じ位置へクラックが表れていないか、雨の後に一部分だけ色が濃く残っていないかを見比べます。室内の染みや窓まわりの濡れ方まで重なる時は、外壁塗装の経過確認だけで終えず、変化が出た位置と時期を伝えて、雨漏り調査が必要な範囲を分けます。
見積書では、下塗材の正式名称、施工面積、塗り回数、工程を追加した理由、どの状態で下塗りを終えるのかがつながっているかを見ると、自宅の外壁に合う内容を判断しやすくなります。

