横浜市旭区|一年点検で見た「雨音・造作屋根・外壁塗装」の判断記録|変化が出る前に確認したこと👷♂️
2026/02/04
横浜市旭区鶴ヶ峰の戸建て住宅で行った一年点検✅
横浜市旭区の外装専門店、株式会社テクアートです🫡
今回は横浜市旭区にて、施工後1年目の点検に伺いました。
屋根→SK化研の、エスケープレミアム無機ルーフのミッドナイトグレー
外壁→SK化研、エスケープレミアム無機(LN85とSTL04)
付帯部はKFケミカルのセミフロンマイルドです💡
外壁や屋根全体ではなく、私が最初に確認したのは、雨音対策として造作したシャッターBOX上の小さな屋根でした🔧
雨の量ではなく、どこからどう落ちるか。その流れが今も想定どおり機能しているかを確認してきました。
完工から一年が経過し、外壁・屋根・付帯部を一通り確認していますが、今回いちばん最初に目を向けたのは、外壁面でも屋根全体でもありません。シャッターBOX上に造作した小さな屋根です。
🔸 雨の量ではなく、落ち方を確認する
今回のお住まいでは、工事前に「雨の音が気になる」という相談がありました。
現地で私が最初に確認したのは、雨がどれだけ降るかではなく、どこから、どの角度で水が落ちているかという点です☔️
当時の納まりでは、屋根の板金から落ちた雨が、そのまま下のサッシ上部に直撃する形になっていました。
強い雨でなくても、落下位置と高さが揃うと、音は増幅します。問題になるのは音量よりも、一定のリズムで連続して響く音の質でした🌧️
そこで当時は、防水を追加する、屋根を大きく作り替えるといった方法は選んでいません。
確認したのは、
・雨が落ちる位置
・壁面を伝う水の流れ
・下に逃がす方向
この3点です。
その整理の結果、屋根を追加し、雨が直接サッシに当たらず、横へ流れるように納まりを変える判断をしています✍️
一年点検でまずこの場所を見るのは、その判断が今も機能しているかを確認するためです👷♂️
今回の点検時点では、
・板金に浮きや歪みは見られない
・壁との取り合いに水染みは出ていない
・雨のあとでもサッシ枠に水筋が残っていない
という状態でした。
実際の雨音についても、以前のような反響は出ていないとのことです⭕️
この結果から、現時点で追加の手入れを考える理由は見当たりません。
ただし、問題が出ていないからといって、ここが見なくていい場所になるわけではありません🙌
造作屋根や板金の納まりは、変化が出るときほど静かです。
線が伸びる、水の跡が残る、音の質が変わる。
そうした小さな変化を見落とさないために、この箇所は今後も一年点検のたびに最初に確認する場所として扱います。
この造作屋根を起点に確認を進めたあと、外壁と屋根の状態を、当時の材料選定と照らし合わせながら見ていきました。
一年点検でここを確認する理由は、単に劣化を探すためではなく、当時の判断が今の住環境の中で無理なく機能しているかを整理するためです🙂↕️
🔸 材料名ではなく、選んだ理由が成立しているかを見る
外壁はエスケープレミアム無機仕様で、色はLN85とSTL04の組み合わせです。
この住まいは日当たりの差がはっきり出る立地で、南面と北面、さらに建物間が近い面で乾き方に差が出やすい条件でした。
そのため、耐久性の数値だけで材料を選ぶのではなく、乾きのムラが出にくいこと、湿りを引きずりにくいことを前提に仕様を組んでいます💫
一年経過した時点で見た状態としては、
・面全体での白化は出ていない
・艶引けは方向差の範囲に収まっている
・狭小面でも色戻りが確認できている
という状態でした。
屋根はミッドナイトグレーで仕上げています。
遮熱や色味の話になりやすい部分ですが、この現場で重視したのは、周囲との距離を含めた見え方と反射の出方でした。
反射が強すぎる色だと、近隣との距離が近い分、光の跳ね返りが気になることがあります☀️
一年点検時点では、角度による反射も見当たらず、塗膜のムラや不自然な照り返しも確認されていません⭕️
シャッターBOX上の造作屋根についても同じ考え方です。
ここでは防水性能を積み上げるより、水の流れを整理することを優先しています。
材料を増やすのではなく、板金の折りと返しで雨の逃げ道を作る判断でした。
一年経過した現在、
・板金と外壁の取り合いに変化はない
・塗膜の縁切れや浮きは見られない
・雨のあとでも色が残る帯は出ていない
という状態です。
これらを踏まえると、材料や工程の選定自体に無理はなく、当時の判断は今の状態につながっていると整理できます🧑🏫
ただし、耐久性が高い材料を使っているからといって、何も起きない前提で見なくていいわけではありません。
今後は、
・日陰側での艶の落ち方
・狭小面での乾き戻りのスピード
・屋根色の締まり方の変化
こうした部分を中心に、変化だけを追っていきます。
材料の性能を信じ切るのではなく、実際の住環境の中でどう振る舞っているかを見続ける。
造作屋根と同様に、外壁と屋根も「判断が機能しているか」を見る位置づけで、この一年点検を通過しています⛑️
🔸 揃えて確認したポイントと、今見える状態
まず屋根は、ドローンを使って全体を確認しています✈️
地上からでは見えにくい棟板金のジョイント、釘頭の浮き、板金の歪みを中心に見ましたが、いずれも形状の変化は見られませんでした。
角度によって反射の強弱はありますが、塗膜のムラや部分的な色抜けは確認できていません。
外壁は、面での劣化を探すのではなく、条件差が出やすい部分を揃えて見ています🏠
日当たりの強い面、日陰になる面、建物間が近い狭小面。
この3つを同じ距離・同じ目線で見比べ、色の戻り方や艶の落ち方にズレが出ていないかを確認しました。
一年点検時点では、
・北面でも湿り色が残り続ける箇所はない
・目地際での白化や縁切れは見られない
・面全体としての色差も出ていない
という状態です。
シャッターBOXまわりの付帯部についても、板金追加部と既存部の境目を中心に見ています🔍
新しく触った部分だけ締まって見える、既存部だけ艶が落ちる、といった差は現時点では確認できません。
🔸 一年点検で「問題が出にくい現場」の共通点
一年点検で大きな不具合が出にくい現場には、共通している点があります。
それは、材料の性能よりも先に、乾き方や水の流れが整理されていることです。
乾きにくい面があるからといって、すぐに塗膜が悪さをするわけではありません。
問題になるのは、乾き方にムラが出て、その状態が固定化したときです。
今回の現場では、日当たり差があっても、雨のあとに色が戻るスピードが揃っていました。
この状態であれば、塗膜自体に無理がかかっているとは考えにくいと判断しています。
ここまでの確認を終えた時点で、劣化を理由に何かを追加する判断は出ていません。
ただし、何もしないという意味ではなく、どこを基準に変化を追うかが、ここではっきりしました。
🔸 今回は手を入れないと決めた理由
まず、シャッターBOX上の造作屋根についてです。
雨音の相談があった箇所ですが、点検時点で水の流れは整理されたままで、板金の歪みや浮き、壁との取り合いに変化は見られていません。
この状態で、防水を追加したり、屋根を大きく作り替えたりすると、水の逃げ方を逆に複雑にしてしまう可能性があります。
そのため、この箇所は現状維持とし、変化だけを追う位置づけとしています。
外壁についても同様です。
プレ無機の塗膜に白化や面での艶引けは出ておらず、部分補修を入れる理由はありません。
部分的に触ることで、色差や艶差をつくるリスクの方が大きいため、今回はあえて何もしていません。
屋根についても、棟板金や釘頭、塗膜の状態に異常はなく、ビスの増し締めやタッチアップといった作業は行っていません。
問題が出ていない段階で手を加えるより、状態を揃えたまま経過を見る判断です。
🔸 見落としがちな不安・観察基準
今回触らなかった箇所については、放置ではなく、今後の観察基準を残します。
一つ目は、板金や外壁の境目で、線が伸びる、または増えるかどうかです。
点検時点では見られていませんが、ここが変わり始めると、水の当たり方が変わっている可能性があります。
二つ目は、目地や取り合い部分の開きが広がるかどうかです。
一気に割れることは少なく、わずかな変化から始まるため、数値ではなく見え方の変化で追います。
三つ目は、雨のあとだけ色が濃く残る、乾いても戻らない、範囲が広がる、といった状態です。
この変化が出た場合は、塗膜ではなく下地側の水の動きを疑う必要があります。
これらの変化を追う際は、同じ角度・同じ距離で写真を残すことで、比較がしやすくなります。
この段階では、どの箇所についても工事を追加する判断は出ていません。
ただし、変化が出た場合には、散水、ドローン、サーモグラフィーなどで起点を再確認する可能性はあります。
今は、その分岐点を整理したところまでが、この一年点検の役割です。
ここまでの確認を踏まえ、この一年点検では「次に起こり得る分岐」を整理しておきます。
先に工事内容を決めるのではなく、どんな変化が出たら、どこから確認をやり直すかを残すためです📝
🔸 変化が出た場合の確認順と分岐
まず想定しているのは、造作屋根まわりです。
雨のあとに、板金端部だけ色が残る、サッシ枠に水筋が出る、音の質が変わるといった変化が出た場合、原因は塗膜ではなく水の当たり方にある可能性が高くなります。
その場合は、散水で下から順に流れを追い、どこで水が集まり、どこで落ちているかを再確認します。
次に外壁です。
目地際で線が伸びる、乾き戻りが遅くなる、範囲が少しずつ広がるといった変化が見えた場合は、塗膜の性能低下と決めつけず、下地側の水の動きを疑います。
この場合、ドローンで高所を確認し、必要に応じてサーモグラフィーで温度差の出方を見ます。
表面だけを触る判断は、この段階では行いません。
屋根については、棟板金のジョイント部やビス頭で輪ジミが出始めた場合が分岐点です。
その際は、浮きや動きが出ていないかをドローンで確認し、必要があれば部分的に押さえ直すかどうかを検討します。
塗膜だけを塗り足す判断は、この段階では優先しません。
🔸 点検の前提として、あらかじめ共有しておくこと
ここまでの判断は、点検時点の天候や乾き具合を前提にしています。
今後、台風の進路や風向き、短時間での集中豪雨など、条件が変われば、見え方も変わる可能性はあります。
私自身、この点検で見えていない動きが、別の条件下で表に出る可能性があることは否定できません。
変化が出たときに慌てて工事を足すのではなく、どこから見直すかが決まっている状態をつくる。
ここまで整理できていれば、この現場は次の一年に進めると考えています。
今回の一年点検では、不具合があったかどうかよりも、
当時の判断が今の住環境の中で、無理なく機能しているかを整理することを主眼に置いています。
雨音が気になった造作屋根については、
雨の量ではなく落ち方と流れを整理した判断が、現在もそのまま働いている状態でした。
外壁や屋根についても、材料の性能に頼るのではなく、
乾き方や見え方に無理が出ていないかを基準に確認しています。
この一年点検で、何かを追加する判断は出ていません。
ただし、それは「何も起きない前提」で考えているわけではなく、
変化が出たときに、どこから確認し直すかが整理できているという状態です。
点検は、安心を与えるためのものでも、
工事を増やすためのものでもありません。
今の状態を正しく捉え、次に判断が必要になるタイミングを見誤らないための確認です。
この住まいについては、
現時点では状態が揃っており、次の一年に進めると判断しています。
今後も、変化が出たときには、その起点から順に確認していく。
その前提を共有できていれば、点検としては十分だと考えています。
📍株式会社テクアート
〒241-0005
神奈川県横浜市旭区白根8-20-13
🌐 公式サイトはこちら(24時間受付)
👉https://www.tec-art.jp←✅
今回の一年点検のように、私たちは工事を前提に話を進めるのではなく、今の状態がどう成り立っているか、どこを基準に見ていけばよいかを整理することから行っています。
外壁や屋根、付帯部、雨の流れや音など、住まいの外まわりで気になる点があれば、変化が出る前の段階で判断材料を残す点検を大切にしています。
外壁塗装・屋根塗装・屋根カバー工事・外壁カバー工事・張り替え工事・左官工事・土間工事・防水工事(ウレタン・シート・FRP)・シャッター・エクステリア・外装リペアまで、
住まいの外まわりを一貫して職人が対応しています。
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今の状態がどうかだけでなく、これから何を見ていけばいいかが分かることが、一年点検のいちばんの役割だと考えています。

